更新日: 2024年1月26日
長崎の斜行エレベーターとは?長崎が生み出した坂を上る画期的な交通手段!
「垂直に上下するもの」という固定観念を覆されるのが、長崎市の坂で見かけるエレベーター。
車の通れない坂道が多い土地特有の工夫が、そこに込められていました。
目次
長崎で斜行エレベーターができた背景
国内有数の斜面都市である長崎市。住民は坂や階段を往き来する生活を強いられ、訪れた観光客も移動に頭を悩ませます。
この街は、もともと田や段々畑であった斜面に1960年代あたりから家が建ち並ぶようになってできた場所。当時は車社会の到来前であったため、車道の必要性が論じられないうちに、車が入れない道の多い市街地ができあがってしまったのです。
地域の住民にとっては、移動の際の不便ばかりでなく、火災時における消火活動の困難や、住宅建築費が高いために住宅を更新できない問題なども悩みの種となっています。
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