更新日: 2024年1月26日
五島の風力発電は最先端をゆく!海洋県・長崎の地の利を生かした新産業
長崎市の西約100㎞、東シナ海にある五島列島は年間を通して強い風が通りぬけます。
洋上風力発電の日本初の商用運転が行われ、将来の産業として期待されています。
五島が風力発電の実証地に
地球温暖化対策として太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーが期待されているなか、環境省が浮体式洋上風力発電の実証地として選んだのが、五島列島の椛島(かばしま)周辺です。
日本は排他的経済水域の面積が世界第6位の海洋国で、洋上は風速が強く、風力発電の大きなエネルギー資源があります。それを利用する場所として、強い風が吹き抜ける五島列島が注目されたのです。
五島が風力発電に力を入れる背景
五島列島は5つの大きな島と大小合わせた150を超える島からなります。島々は連なった山々が海に沈み、高い部分だけが残され、溺れ谷となって複雑なリアス海岸を形成しています。
東シナ海で操業する漁船の先端基地として栄え、現在も漁業が盛んですが、過疎・高齢化が進み、将来につながる新しい産業を模索しています。そこで近年力を入れているのが、海洋エネルギーの開発です。
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