更新日: 2024年1月26日
笠岡のカブトガニを救え!~危機に瀕した生きている化石~
約2億年前から今とほぼ同じ姿を保ち、生きている化石とも呼ばれているカブトガニ。天然記念物「カブトガニ繁殖地」を有する笠岡市とカブトガニとの関係を探ります。
目次
笠岡はカブトガニの繁殖地
岡山県の西部に位置する笠岡市。カブトガニの繁殖地となっていますが、実は一時期、カブトガニが棲めない状況にあったことを知る人は多くありません。
カブトガニとは?
カブトガニは現在、環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅰ類に分類されています。日本のカブトガニは瀬戸内海と九州北部の沿岸などに生息しており、必要な下記環境が整った場所でのみ生きていけます。1.波の穏やかな浅い海(内湾)。2.近くに河川がある。3.海岸に産卵可能な砂浜がある。4.砂浜の近くに干潟がある。その他にも、水温や餌などの条件がそろうことで、ようやくカブトガニが棲める環境となるのです。
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