更新日: 2024年1月26日
岡山にダムが多いのは川の流れが急だから!?
岡山県には、大小含めて168カ所のダムがあります。この数は、北海道に続いて全国第2位。なぜ岡山県には、こんなにダムが多いのでしょうか。
岡山にダムが多い理由の背景にある三大河川
岡山県には、3本の大きな川があります。東から吉井川(よしいがわ)・旭川(あさひがわ)・高梁川(たかはしがわ)。その流域面積は2000㎢前後であり、三大河川の流域面積を合計すると、岡山県内河川全体の約80%を占めます。それぞれの川の特徴を見てみましょう。
岡山の三大河川①:吉井川
東部を流れる吉井川は、「備前の東の大川」と呼ばれる一級河川で源流は苫田郡鏡野町(とまだぐんかがみのちょう)の三国山(みくにがせん)。加茂川(かもがわ)・吉野川(よしのがわ)など214の支川を合わせ、岡山市東区西大寺(さいだいじ)から児島湾(こじまわん)に注いでいます。早くから流域の開発が行われ、出雲(いずも)と近畿を結ぶ交通の要路として発展。高瀬舟の舟運もあり、流域は大いに栄えました。
岡山の三大河川②:旭川
岡山県の中央を流れる旭川は真庭市(まにわし)の朝鍋鷲ヶ山(あさなべわしがせん)を源流としており、岡山市内中心部に流れ込んでいます。1687(貞享4)年ごろには、旭川の放水路である百間川(ひゃっけんがわ)がおおむね完成。今なお岡山市街地を水害から守っています。
岡山の三大河川③:高梁川
西部を流れる高梁川は新見市(にいみし)の花見山(はなみやま)を源流とし、倉敷市水島(くらしきしみずしま)を経由して瀬戸内海に注ぎます。
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