更新日: 2024年1月22日
石川県の地形と気候は能登と加賀で二分される~天気予報が難しいといわれる石川県
石川県は南北で大きく能登と加賀に分けられますが、両地域の地形は対照的。
多降水で曇りがちといった日本海側ならではの気候は共通していますが、やはり違いがあるようです。
石川県の地形の特徴
石川県は、能登と加賀の2地域で南北を分かちます。石川県北部にあたる能登は200~300mほどの低山地や丘陵地が大部分を占め、最高峰の宝達山(ほうだつさん)でも標高637mです。半島の外浦(日本海側)は浸食と隆起の繰り返しで出現した海岸段丘と断崖が各所で見られる一方、内浦(七尾湾側)は地盤の沈降による入り組んだ静かな海岸線が続きます。
石川県南部の加賀は、標高2702mの白山を最高峰とする山岳地帯が続き、これを水源とする手取川・犀川(さいがわ)・浅野川などの河川が支流を含めて日本海へ注いでいます。山間から海岸に至る河川の流路は短いうえに、地形の高度差が大きく流れが速いため、中・下流域には大量の礫や砂が供給されます。これらの河川の浸食や堆積によって形成された沖積平野は、「金沢平野」や「加賀平野」と呼ばれています。
また、沿岸部には、河川によって運ばれた土砂が堆積してできた砂丘海岸が続きます。能登にも砂丘海岸は点在しますが、加賀の砂丘海岸は発達して連なっているのが特徴で、その規模は日本有数のものです。
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