更新日： 2024年1月26日

上田電鉄別所線は別所温泉に向かう魅力あふれる温泉電車

保有路線が相次ぎ廃線となった上田電鉄でしたが、温泉電車の別所線は別格です。かつて昭和初期導入の「丸窓電車」が走っていたことでも有名です。

上田電鉄別所線といえば「丸窓電車」

上田電鉄別所線は、上田駅から別所温泉駅までの11.6 ㎞を15駅で結ぶ路線です。信州最古の温泉と伝えられる別所温泉に至る温泉電車で、千曲川左岸に発達した河岸段丘「塩田平（しおだだいら）」をのんびりと走ります。

かつて、車体に丸窓のある「丸窓電車」が走っていたことでも知られ、丸窓は別所線の象徴的なデザインとなっています。もちろん、別所線存続マスコット「まるまどくん」は、この「丸窓電車」がモデルです。

上田電鉄別所線の路線図

上田盆地の西半部には塩田平と呼ばれる千曲川の河岸段丘が形成され、上田電鉄別所線はまさにその段丘面を疾駆します。上田電鉄は青木線など４路線が廃止になりましたが、別所温泉へと至る温泉電車は現役です。なお、上田〜城下駅間は2019（令和元）年の台風19号による被害で不通となっていますが、2021（令和３）年3月28日の復旧を予定しています。