トップ > カルチャー >  甲信越 > 長野県 >

小海線の魅力とは?~JR最高地点を走る高原の鉄道~ 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月26日

小海線の魅力とは?~JR最高地点を走る高原の鉄道~

前身は私鉄の佐久鉄道、高原鉄道の趣がある小海線は、八ヶ岳を望みJR線最高地点を走っています。かつてはC56形SL「高原のポニー」が駆け抜けました。

小海線はJR鉄道最高地点を走る車窓が美しい路線

小海線(こうみせん)は、JR線でもっとも標高が高い場所を走る路線として知られています。山梨県の小淵沢(こぶちざわ)駅から小諸駅までの78.9㎞を結び、愛称は八ヶ岳高原線です。清里~野辺山間に標高1375mの「JR鉄道最高地点」があり、石碑が建てられて観光名所になっているほか、野辺山駅自体も標高1345.6mのJR線で最高地点にある駅であり、野辺山駅と合わせて9駅がJR線の標高が高い駅トップ10に入っています。

車窓は美しく、小淵沢から野辺山高原まで一気に登り、野辺山付近で八ヶ岳を眺望します。信濃川上(しなのかわかみ)からは千曲川に沿い、田畑を見ながら佐久盆地へと向かいます。

小海線の名前の由来とは?

ところで、海なし県の長野にあって、「海」の文字が入った小海線という名称はなぜつけられたのでしょうか。これは、1000年以上前に八ヶ岳が水蒸気爆発を起こした際、千曲川が堰き止められていくつかの湖ができ、鎌倉時代の中頃まで残ったものを「小海」と命名したのが由来とされています。

小海線の路線図

小海線は、小諸駅(小諸市)と山梨県の小淵沢駅(北杜市)の78.9㎞を31駅で結んでいます(清里以南の4駅が山梨県)。単線・非電化のローカル線ですが、観光車両「HIGH RAIL 1375」を走らせるなど、高原鉄道として人気を博しています。

1 2

記事をシェア

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!

エリア

トップ > カルチャー >  甲信越 > 長野県 >

この記事に関連するタグ