更新日: 2024年9月23日
フォッサマグナとは?~日本列島を分断する大きな溝~
ラテン語で「大きな溝」の意味をもつフォッサマグナ。今の地形からは想像もつきませんが、かつてそこは日本海と太平洋をつなぐ深い海の底にあったのです。
≪ポイント≫
・フォッサマグナは日本列島を真っ二つに分断する「地質学的な溝」
・フォッサマグナは6000mを超える深さがある
・フォッサマグナ地域はかつて海であった形跡
フォッサマグナとは「地質学的な溝」
本州中部にあるフォッサマグナは、日本列島を真っ二つに分断する「地質学的な溝」です。フォッサマグナはラテン語で「大きな溝」を意味し、1886(明治19)年にドイツ人地質学者エドムント・ナウマンが発表した論文で初めて、その名称が記載されました。溝はすでに埋もれ、地形からその面影を感じとるのはなかなか難しい。海なし県の長野県ならば、なおさらでしょう。
フォッサマグナはどこにあるの?
フォッサマグナの西縁は、糸魚川-静岡構造線と呼ばれる、糸魚川から長野県・山梨県を経て静岡市内に至る総延長約250㎞の断層と考えられています。いっぽうの東縁は、諸説あり定かではありませんが、新発田-小出構造線と柏崎-千葉構造線に挟まれた地域とするのが一般的です。
フォッサマグナの中央付近には、新潟焼山、妙高山(みょうこうさん)、黒姫山(くろひめやま)、八ヶ岳、富士山、箱根山などの火山が並んでいます。そして、関東山地を境にして北の北部フォッサマグナ、南の南部フォッサマグナに分けられています。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!