更新日: 2024年1月26日
中央構造線を直接観察したいなら長野へ!~伊那山地と南アルプスを縦貫する日本最大の断層~
形成年代やメカニズムがまったく異なる地層が隣り合う中央構造線。長野県内にはそれを目で見て観察できる場所が多く、専門の博物館もあります。
目次
「中央構造線」とは日本最大の断層のこと
日本列島を東西に横切る国内最大の断層が中央構造線です。九州や四国、紀伊半島を横断し、三河湾から豊川に沿って北東方向に向きを変え、長野県南部の伊那山地と南アルプスを縦貫するように北上。諏訪湖付近で向きを再び東に変え、関東平野へ至ります。総延長は約1000㎞にも及んでいます。
この中央構造線は、明治時代に当時の政府が招へいしたドイツの地質学者エドムント・ナウマンによって発見されました。
中央構造線と日本列島の地帯区分
国内最大の断層である中央構造線は、西から九州、四国、紀伊半島を経由し愛知県で北東に向きを変えて伊那山地と南アルプスを縦貫。諏訪湖付近で東に向きを変えて、関東平野へ至ります。点線で示したのはプレート境界で、日本列島の周囲には4枚のプレートが存在します。
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