更新日: 2024年1月26日
広島お好み焼きの歴史~店名が「○○ちゃん」という店が多いわけとは?
広島県は、人口1万人あたりの「お好み焼き店」の店舗数が全国トップ。
店舗名にはちょっとした特徴があるのですが、気付いているでしょうか?
目次
広島お好み焼きの歴史
広島グルメの筆頭に挙げられる、広島お好み焼き。老若男女に愛される、広島県民のソウルフードです。
お好み焼きのルーツとは
お好み焼きの祖先と伝わるのが、中国の「煎餅(センビン)」です。小麦粉を水で溶いて焼いた「餅(ビン)」に、調理した副菜を包んで食べる、現在のクレープに近い料理です。
室町時代の茶人・千利休は煎餅の流れを汲む「ふの焼き」(うどん粉を水で溶いた生地を薄く伸ばして焼き、味噌を塗って丸めたもの)を茶菓子として使用。江戸時代に入ると味噌の替わりに餡を巻いた「助惣焼(すけそうやき)」が、明治時代には甘く味付けした生地を焼く「文字焼き(もんじゃ焼き)」が登場しました。
その後も小麦粉を水で溶いて薄く焼いた生地に、ウスターソースを塗った「一銭洋食」が駄菓子屋の人気メニューとなるなど、知名度は徐々に上がっていきました。
しかし当時の認識は「子どものおやつ」で、食事ではありませんでした。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!