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更新日: 2024年1月26日
尾道に寺がたくさんあるのはなぜ?~歴史ある港町と寺院の関係~
2019年に開港から850年を迎えた尾道市。
開港以降、港町の繁栄を築き上げた商人たちと、今なお多く残る寺院との関わりは深いのです。
尾道にある寺の数
尾道市内には現在107の寺院があります。その内の25の寺院が、尾道市中心部の市街地に存在します。
周囲を険しい岩山に囲まれた尾道はかつて、修験道や密教(天台宗・真言宗)の修行の場となっていました。しかし、その頃はまだ現在より寺院の数は少なかったのです。
日本遺産尾道市ウェブサイト「日本遺産尾道市マップ」を元に作成
尾道市街地の寺の宗派
現在、尾道市街地にある25の寺院の宗派は、真言宗8、時宗6、浄土宗5、浄土真宗3、曹洞宗2、日蓮宗1です。真言宗が多いのは、元々修行の場であったことが要因だと考えられます。
また、港町を拠点とする商人と結び付き、教えの伝わる経路を拡大したとされる北条時宗の6カ寺があることも大きな特徴といえます。
広島県内には8の時宗寺院がありますが、その内の6カ寺が尾道に建立されています。時宗の僧俗の信者たちの修行場である「道場」 が、3つもある点も非常に珍しいとされています。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
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