観光資源が豊富な広島県では、以前より観光地への集客に力を入れてきました。2013（平成25）年に実施した「広島県デスティネーションキャンペーン」などの効果により、広島県の総観光客数は6000万人を突破。2016（平成28）年にはオバマ元米国大統領の来訪などもあり、2017（平成29）年まで6年連続して記録を更新していましたが、2018（平成30）年は7月豪雨や猛暑、台風などの影響で前年を下回りました。

観光客が多いのは、広島市・尾道市・福山市・廿日市市などの瀬戸内海沿岸地域。発地別の観光客数は、関東地方と近畿地方が多くなっています。

県をあげてインバウンド対策に注力した結果、外国人観光客が増加。国別で見ると、アメリカ・台湾・オーストラリア・中国・フランスなど、 欧米からの観光客が多くなっています。

現在の課題は、広島県内での滞在時間を延ばすこと。広島は通過型観光の側面が強いため、外国人観光客数は増加しているものの消費額が伸び悩んでいるのです。日帰り客を宿泊客にシフトさせるため、 夜にも楽しめるコンテンツを提案。夜の神楽公演やライトアップなどで、さらなる魅力づくりを目指しています。

地形、交通、歴史、産業…あらゆる角度から広島を分析！

広島県の地形や地質、歴史、文化、産業など多彩な特徴と魅力を、地図を読み解きながら紹介するマップエンターテインメント。広島県の知っているようで知られていない意外な素顔に迫ります。思わず地図を片手に、行って確かめてみたくなる情報を満載！