

更新日: 2024年12月5日
アストラムラインは地下も走るけど地下鉄なの!?
高架上を走るクロムイエローの車両が印象的なアストラムライン。
でもその一部区間は、なぜか地下。
不思議な路線構造の理由を、その成り立ちからひもときます。
目次
アストラムライン建設の背景と着工
中区紙屋町(かみやちょう)から安佐南区大塚西(あさみなみくおおづかにし)までの区間を走行するアストラムライン。全22駅、延長18.4km、その営業キロ数は新交通システムとしては国内最長とされています(2020年7月時点)。
国、広島県、広島市などは1967(昭和42)年、県北西部から市中心部へとつながる国道54号の慢性化する渋滞解消などを目的とした調査・研究を開始。地下鉄やモノレール案も挙がりましたが、最終的には新交通システムが採用されました。
当初計画では、本通(ほんどおり)~長楽時(ちょうらくじ)でしたが、その後、長楽寺~広域公園(こういきこうえん)前5.7kmの延伸計画が浮上。現在も開発が進む沼田・石内地区の新しい街づくりの先行基軸として、また4車線の都心短絡道路新設と軌道系交通機関としての新交通システムの延伸が必要と判断。1989(平成元)年2月より着工しました。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!