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更新日: 2024年1月26日
広島と温泉の関係!冷泉数はトップクラス!?
有名な温泉地といえば活火山のある場所のイメージが強いです。
火山のない広島県には温泉が少ないのでしょうか?
広島県の温泉事情は地質と深い関係がありました。
目次
広島県の温泉に火山性温泉は存在しない
温泉と聞いて広島県を思い浮かべる人はあまり多くないでしょう。広島県には火山帯が通っていないため火山がありません。それ故に火山の地下に存在するマグマ溜(だ)まりを熱源とする火山性温泉は存在しないのです。
中国地方では大山(だいせん)(鳥取県)、三瓶山(さんべさん)(島根県)、阿武火山群(あぶかざんぐん)(山口県)辺りに白山火山帯(はくさんかざんたい)が通っています。
近年噴火している火山はありませんが、気象庁の定義では過去1万年以内に噴火活動があった火山を活火山と定義しています。大山は現在は気象庁の活火山リストには入っていません。三瓶山は約3600年前以降、阿武火山群は約3000年前に噴火活動が見られるので活火山の定義に当てはまっています。
福井県から大分県まで続く白山火山帯は、中国地方では鳥取・島根・山口の各県を通って走っていることが分かります。
広島県の温泉は非火山性温泉
こうして見ると広島県には温泉がないように思いますが、実は広島県にも温泉はあります。非火山性温泉(深層地下水型)と呼ばれるもので、雨や雪が地中に染み込んで地下水となり、火山以外の熱で温められてできる温泉のことです。
一般的に地下では100m深くなるごとに温度が2~3度上昇。1000mの深さにある水温は約45度にもなります。その地中深くで温められた水が断層に沿って湧き出すことがあります。この型の代表的な温泉の一つが「湯来(ゆき)温泉」です。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
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