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【京都府の産業】急上昇しているのは建設業と宿泊や飲食などのサービス業
しかし、増加率を見ると、製造業は前年比プラス3. 2%であるのに対し、目立って上昇しているのが建設業(11.5%)と宿泊・飲食・サービス業(11.4%)の2つです。2020年に開催予定だったオリンピックや急増していた外国人観光客への対応として、京都市内でホテルの建設ラッシュが続いていました。それが数字にも現れています。
【京都府の産業】製造業の内訳
では、製造業の内訳を見てみましょう。金額のトップは食料品、伸び率では電子部品・デバイスと情報・通信機器が同率でトップです。電子部品分野では京セラ(京都市南区)や村田製作所(長岡京市)などが有名です。
【京都府の産業】伝統工芸の衰退
京都といえば、伝統工芸が盛んです。国指定の伝統的工芸品は全部で236品目ありますが、17品目が京都府の伝統的工芸であり、この数は全国で第2位です。
かつては盛んだった西陣織や京友禅が含まれる繊維製品の項目を見ると、前年と比べて11%減少しています。西陣織の出荷額で最後のピークはバブル期だったとされ、1990年には約2794億6200万円(西陣織工業組合調べ)の出荷額がありました。
【京都府の産業】代表的な伝統工芸品の生産が下降傾向
しかし、2019年の出荷額(推定)はわずか229億1990万円余り。その他、いずれも産業としては右肩下がりです。
おもな理由は消費の落ち込みですが、近年では生産者側の減少も大きな問題となっています。海外から大口の注文があっても生産が追いつかない状況も発生しているのです。
西陣織以外の伝統的工芸品も同様であり、グラフにしてみると、少しずつ下降線をたどっているのがよくわかります。
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Part.1 地図で読み解く京都の大地
・京都府の4地形区と断層/京都盆地とその出入り口(逢坂と大山崎)
・琵琶湖疏水の秘密/洛中と洛外を隔てるおどい
・観光のメッカ東山の地形(地獄の入り口六道珍皇寺)
・失われた巨椋池/天橋立はなぜあのような地形になったのか
・舞鶴が重要港湾となった地形的な秘密
・霧のまち亀岡(亀岡盆地)
…などなど京都のダイナミックな自然のポイントを解説。
Part.2 京都を駆ける充実の交通網
・山城盆地を通る街道(東海道、中山道の終着地)
・若狭と京都を結ぶ「鯖街道」
・日本初の一般営業用電車が通った京都市電
・京都鉄道博物館
・梅小路
・京都の私鉄〇〇な阪急
・大赤字から復活した京都丹後鉄道
…などなど京都ならではの交通事情を網羅。
Part.3 京都の歴史を深読み!
・丹後に一大勢力が存在した証拠 三大古墳に埋葬された人々
・古代日本を支えた渡来人と京都の関係
・なぜ京都は都になったのか 恭仁京~平安京までの変
・南北朝動乱の始まり 笠置山の戦い
・信長、光秀、秀吉…みんな京都で死んだ
・幕末の騒乱の舞台となった京都
・近代化にいち早く着手!日本初の博覧会は京都の寺で開かれた
…などなど、激動の京都の歴史に興味を惹きつける。
Part.4 京都で育まれた産業や文化
・シンボル京都タワーと近代建築
・学問の都・京都の大学
・京料理とそれを支える伝統野菜
・「丹波」ブランドをめぐる攻防
・日本映画と京都
・「女酒」伏見の酒蔵
・王城の裏鬼門「男山」と岩清水八幡宮
…などなど京都の発展の歩みをたどる。
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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
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