京都市営バスの系統番号とは
京都市営バスは通勤や通学で利用する市民にとってなくてはならない交通機関です。また主要な観光地を広くカバーしており、多くの観光客が利用する京都交通の要です。
そんな京都市営バスには、路線の種別によって系統番号が割り振られています。たとえば京都市内中心部を一周する「循環系統」は201~208 号系統まであります。ルート上には八坂神社や建仁寺、清水寺などの名所に手軽にアクセスできる停留所が多く設置されています。
100番台は観光に特化した路線であり、なかでも100~102号系統は「洛バス」と呼ばれ、それぞれ銀閣寺や平安神宮などがある洛東、元離宮二条城が見える洛中、金閣寺や北野天満宮などがある洛北の各方面を走行します。
京都市営バスの観光施設が多いルートでの料金システム
さらに100号系統と102号系統は「前乗り後降り」のシステムを導入しています。これは有名な観光施設で一度に多くの乗客が降車する際の混雑を緩和するためです。
100番台のルートは均一料金なので、乗車時に運賃を支払えば、そのまま降りられます。
京都市営バスのラインカラー案内とは
ただし、京都市営バスは系統数が80を超えるため「路線が複雑でわかりにくい」という声も、新しく住みはじめた人々や観光客から聞かれていました。
そこで交通局は2014年から「ラインカラー案内」を導入。京都市内の南北を通る6つの幹線道路にそれぞれのイメージカラー(ラインカラー)を設定し、乗り場の案内図やバスの方向幕などに表示しました。こうした細かな工夫、改良が続けられているのです。
京都市営バスの主要なバス停とラインカラー
京都市営バスのラインカラーは、バスの方向幕(行先表示)のほか、京都駅前乗り場の案内図や路線図など、さらに各停留所で使われています。
人口ゼロ、住居もない町が市内中心部に存在!?
京都市中京区に「桑原町」という町が存在します。地図を見ると、位置は京都御苑と京都地方裁判所にはさまれたところで、つまりは丸太町通。建物は存在しません。
現在の町名は平安時代とほぼ同じなので、かつては桑原町にも人が住んでいたとみられます。
しかし、明治時代以降の道路拡張と太平洋戦争時の「建物疎開」で通りが広がり、町名だけが残ったと考えられています。
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Part.1 地図で読み解く京都の大地
・京都府の4地形区と断層/京都盆地とその出入り口(逢坂と大山崎)
・琵琶湖疏水の秘密/洛中と洛外を隔てるおどい
・観光のメッカ東山の地形(地獄の入り口六道珍皇寺)
・失われた巨椋池/天橋立はなぜあのような地形になったのか
・舞鶴が重要港湾となった地形的な秘密
・霧のまち亀岡(亀岡盆地)
…などなど京都のダイナミックな自然のポイントを解説。
Part.2 京都を駆ける充実の交通網
・山城盆地を通る街道(東海道、中山道の終着地)
・若狭と京都を結ぶ「鯖街道」
・日本初の一般営業用電車が通った京都市電
・京都鉄道博物館
・梅小路
・京都の私鉄〇〇な阪急
・大赤字から復活した京都丹後鉄道
…などなど京都ならではの交通事情を網羅。
Part.3 京都の歴史を深読み!
・丹後に一大勢力が存在した証拠 三大古墳に埋葬された人々
・古代日本を支えた渡来人と京都の関係
・なぜ京都は都になったのか 恭仁京~平安京までの変
・南北朝動乱の始まり 笠置山の戦い
・信長、光秀、秀吉…みんな京都で死んだ
・幕末の騒乱の舞台となった京都
・近代化にいち早く着手!日本初の博覧会は京都の寺で開かれた
…などなど、激動の京都の歴史に興味を惹きつける。
Part.4 京都で育まれた産業や文化
・シンボル京都タワーと近代建築
・学問の都・京都の大学
・京料理とそれを支える伝統野菜
・「丹波」ブランドをめぐる攻防
・日本映画と京都
・「女酒」伏見の酒蔵
・王城の裏鬼門「男山」と岩清水八幡宮
…などなど京都の発展の歩みをたどる。
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