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八幡山古墳が「関東の石舞台」と呼ばれる意味とは

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月13日

八幡山古墳が「関東の石舞台」と呼ばれる意味とは

行田市にある八幡山古墳は「関東の石舞台」の異名をとります。
石舞台とは何を意味するのでしょうか、また、八幡山古墳には誰が埋葬されているのでしょうか。

巨大な石室が露呈している石舞台古墳

巨大な石室が露呈している石舞台古墳
奈良県明日香村の石舞台古墳

石舞台(いしぶたい)古墳とは一般的に、奈良県明日香村(あすかむら)にある古墳を指します。この「飛鳥(あすか)の石舞台」はもともと、ほかの古墳同様、埋葬施設(横穴式の石室(せきしつ)に封土(ふうど)(盛土)をして墳丘にしていましたが、長い年月を経て封土が失われ、石室部分だけが残ったものです。

30数個もの巨石を組み合わせた全長約19.1mの石室が、あたかも石でできた舞台に見えたことから石舞台古墳と呼ばれるようになったのです。

周辺の発掘調査の結果、「飛鳥の石舞台」は一辺が約50mという、国内最大規模の方墳であったと推測されています。築造は6世紀末から7世紀前半頃で、この古墳には聖徳太子とともに推古(すいこ)天皇(在位593〜628年)を支えた蘇我馬子(そがのうまこ)(626年没)が埋葬されていたとする説が有力です。

巨大な石室が露呈している石舞台古墳

巨大な石が積み上げられた奈良県明日香村の石舞台古墳内部

石舞台古墳

住所
奈良県高市郡明日香村島庄
交通
近鉄橿原線橿原神宮前駅から奈良交通飛鳥駅行き「赤かめ」(明日香周遊)バスで27分、石舞台下車、徒歩3分
料金
入園料=大人300円、高校生以下100円、未就学児無料/(30名以上の団体は割引あり、障がい者手帳持参で割引あり)
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