更新日: 2024年1月22日
福岡の醤油はなぜ甘い? 製造方法と福岡ならではの理由があった!
関東や関西出身の人が福岡を訪れ、醤油を舐めると口をそろえて「甘い!」といいます。福岡の醤油はなぜ甘くなったのか、そのルーツを探ります。
福岡の醤油の特徴と製造方法
福岡というより、九州は南へ行くほどに醤油が甘くなります。一般的な料理に使う醤油も甘く、さしみ醤油に至っては「砂糖を付けて食べているようだ」といわれるほどです。
現在、福岡県には100を超える醤油醸造元があり、その多さは全国一を誇ります。その醸造元すべてが甘い醤油を作っているのかというとそうではなく、昭和41(1966)年に設立された「福岡県醤油醸造協同組合」によって、筑紫野市にある国内最大規模の共同生産工場で一括生産されており、この工場で作られた生揚醤油(搾りたての生醤油)が各メーカーへ運ばれ、ここから甘味料などをブレンドしてオリジナル醤油を作っていくというのが、福岡流の醤油製造方法であり他の地域とは異なる特徴なのです。
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