更新日: 2024年1月22日
鴻臚館は福岡のどこにあった?~万葉集で見つかった古代からの迎賓館~
古代からの迎賓館として知られる「鴻臚館」。福岡にあった鴻臚館は、全国で唯一遺構が見つかっています。
福岡の鴻臚館はどんな施設だった?
鴻臚館(こうろかん)は古代(飛鳥、奈良、平安時代)の迎賓館に相当する施設で、中国・唐や朝鮮・新羅(しらぎ)の外交使節や商人をもてなすとともに、日本からの外交使節である遣唐使や遣新羅使などの送迎に使用されていました。同様の施設は平安京(京都)、難波(なにわ)(大阪)にも設けられましたが、その遺跡が確認されたのは、筑紫の鴻臚館だけです。筑紫の鴻臚館の役割を持つ施設は、飛鳥・奈良時代には筑紫館(つくしのむろつみ)と呼ばれており、平安時代になって中国・唐の外交施設である「鴻臚寺」にならって「鴻臚館」と改称されました。
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