更新日: 2024年1月22日
天川村の天河大弁財天社の言い伝えと手塚治虫作『火の鳥』の関係
「赤い鳥を見ると幸せになれる」という村の言い伝えに、「呼ばれないと行けない」とされた神社。
その2つの接点にあったのが、あの『火の鳥』でした。
目次
天河大弁財天社がある天川村は大自然に囲まれた神秘的な地
標高1000~2000mの「近畿の屋根」と呼ばれる大峰山系の山々に取り囲まれた天川村。県の南半分を占める吉野郡の中央に位置するこの村は、山岳、渓谷、原生林を有し、高峰深谷の起伏する自然美から、面積の4分の1 が吉野熊野国立公園に指定されています。
天川村の3側面の魅力とは
そして、天川村は「天のくに、木のくに、川のくに」という、3側面の魅力を持っています。
まず、高天原(たかまがはら)に存在するとされる「天ノ川」という名が冠された川があり、周囲の深山幽谷が人の定住を阻んだため、一種の「聖域」と考えられたこと。それによって、修行者たちの「行場」が開かれるきっかけとなり、山岳修験道の根本道場として栄えてきた歴史があります。
次に、吉野熊野国立公園の山岳地帯である大峰山脈は、美しい山々が連なり、原生林と豊かな緑を満喫できる地であること。
さらに、高峻な山岳地帯から流れ出す清らかな水。なかでも、洞川(どろがわ)湧水群は環境庁(現在の環境省)の「名水百選」に選ばれました。
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