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【奈良県の観光】ホテルと簡易宿所の宿泊者数増加もインバウンドの影響
2018年の県内延べ宿泊者数は281万7000人で、前年から1万5063人増加しました。業種別では、旅館が前年から5.5%減少したのに対し、ホテルは7.0%、簡易宿所は5.9%それぞれ増加しました。ホテルと簡易宿所の宿泊者数増加はここ数年の傾向で、外国人宿泊客が増えていることが影響しています。旅館は宿泊料金の高さが、連泊の多い外国人に敬遠されるようです。2018年の外国人延べ宿泊者数は42万8000人で、前年比28.0%の増加でした。
なお、2018年は天候不順の影響で宿泊施設の稼働率は全業種で低下しましたが、ホテルは80%前後と比較的高い稼働率を維持しました。
【奈良県の観光】宿泊施設の少なさがネック
主要観光地別延べ宿泊者数は奈良市が174万1560人で、全体の8割弱を占めます。しかし、奈良市を訪れた観光客数が1702万5000人なので、宿泊者の割合は多いとはいえません。
その理由は知る人も多い宿泊施設の少なさがひとつでしょう(2018年度の県内の旅館・ホテルの数は417件で全国43位)。しかし最近は、ホテルや簡易宿所が相次いで新規開業し、観光客の収容力は大幅に高まってきています。
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見どころ―目次より抜粋
Part.1 地図、地形で読み解く奈良の大地
・実は人工的に作られた山だった? 古代史の舞台・大和三山
・人々の営みに密接してきた 生駒山がもたらした恩恵とは?
・大和平野を潤す大動脈 吉野川分水は300年越しに完成 ほか
Part.2 奈良を駆ける交通網
・生駒市と東大阪市にまたがる 暗峠の急勾配は法令地オーバー
・営業期間わずか9年間! 大仏鉄道を阻んだ急勾配
・3度の変更の末、駅開業が転がりこんだ!?なぜ、王寺町が鉄道の町になった? ほか
Part.3 奈良で動いた歴史の瞬間
・古墳の密集地帯・奈良盆地 なぜ古墳が造られなくなった?
・大化の改新だけではない! 中大兄皇子が変えた時間の概念
・秀吉が催した5000人規模の大宴会 吉野の花見で笑いをとった伊達政宗 ほか
Part.4 奈良で生まれた産業や文化
・全国で2校の国立女子大学 奈良女子大学設立の背景には岡倉天心
・古くから言い伝えがあった 天川村と手塚治虫作『火の鳥』の関係は?
・実は奈良盆地の気候が肝! 広陵町が靴下生産量日本一の理由 ほか
<コラム>
データで分かる全39市町村 人口、農業・水産業、観光
吉田初三郎が描いた奈良の鳥瞰図
映画・ドラマ・小説…… 奈良県とエンタメ作品
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