更新日: 2024年1月22日
天誅組の吉村虎太郎らが最期を迎えた地・東吉野村に伝わる「残念さん」信仰とは?
天誅組の変は尊王攘夷を掲げる若者らによる尚早なクーデターでした。
たったひと月で鎮圧され、無念の最期を迎えた義士の墓は「残念さん」として信仰されました。
目次
「天誅組の変」首謀者・吉村虎太郎と「残念さん信仰」
幕末期、「残念さん信仰」と呼ばれる一種の流行神信仰がありました。幕末の混乱期に非業の死を遂げた者への同情が、幕府への不満と重なって生まれた民間信仰です。
その発端は大和で起きた「天誅組(てんちゅうぐみ)の変」の首謀者・吉村虎太郎が幕府に討たれる際、「残念無念」という言葉を残したという言い伝えにあります。天誅組とは大和一円を巻き込み一瞬のうちに泡沫のように消えた武装集団でした。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!