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現在の法隆寺は2代目だった!?~現存する最古の木造建築~

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月22日

現在の法隆寺は2代目だった!?~現存する最古の木造建築~

現存する世界最古の木造建築群として知られる法隆寺。
長年にわたる発掘調査と科学分析によって、約1300年前の建立の謎が少しずつ明らかになってきました。

法隆寺の建立

推古15(607)年、聖徳太子が亡き父である用明天皇のために住まいの斑鳩宮(いかるがのみや)に隣接し、寺院を建立したのが法隆寺の始まり。現在は金堂を中心とした西院伽藍と、夢殿を中心とした東院伽藍に分かれています。

東院伽藍は、天平11(739)年、斑鳩宮跡に聖徳太子を祭るために僧・行信(ぎょうしん)が建立し、平安時代に法隆寺の管理となったものです。西院伽藍は現存する世界最古の木造建築群として知られ、それらを含む一帯は 「法隆寺地域の仏教建造物」 の名で日本初の世界遺産にも登録されました。

現在の法隆寺の境内

現在の法隆寺の境内

世界最古の木造建築物である金堂や日本最古の五重塔、八角形の夢殿など多くが国宝に指定されています。

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