更新日: 2024年1月22日
崇仏論争に勝利した蘇我氏のおかげで仏教が日本にある!?歴史上の悪役とされる一族の功績
仏教を受け入れるか否か。
崇仏派の蘇我氏と排仏派の物部氏の間で論争が巻き起こり、皇位継承をめぐる戦いに発展。
蘇我氏が勝利し、仏教は日本に広まりました。
仏教の伝来とその背景
紀元前5世紀頃、現在のインドで釈迦によって創始された仏教は、紀元前後頃には前漢時代の中国に伝わり、 4世紀後半から6世紀初めにかけて朝鮮半島の高句麗(こうくり)から百済(くだら)、新羅(しらぎ)を経由。その後、6世紀中頃に日本に伝わったといわれます。
『日本書紀』には、欽明13(552)年に百済の聖明王から欽明天皇に仏像と経典が贈られたと記されています。なお仏教が伝わった年代は諸説あり、『元興寺伽藍縁起』や『上宮聖徳法王帝説』では宣化(せんか)3 (538)年との記載があります。
仏教伝来の背景には当時、百済が新羅と激しい戦いの最中にあり、日本に援軍を要請していたことが挙げられます。その見返りとして百済は仏教を伝えたと考えられています。
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