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【奈良県の人口】北西部は人口減少率が低い

市町村別では、2018年より人口が増えたのは39市町村のうち斑鳩町(30人増)、広陵町 (22人増)、川西町(18人増)のみ。残りの市町村は軒並み人口が減りましたが、人口数ベスト3の奈良市、橿原市、生駒市や、直近5年間の人口増加数ベスト3の香芝市、王寺町、葛城市がある県北西部の市町村は、比較的人口減少率が低いです。

これらの市町村はいずれも大阪や京都に近く、ベッドタウンとしての性格が強いため、人口が減りにくいと考えられます。

【奈良県の人口】北西部は人口減少率が低い

※奈良県「奈良県推計人口年報」を元に平成25~30年の増加人数を掲載。

【奈良県の人口】北西部は人口減少率が低い

※奈良県「奈良県推計人口年報」を元に平成25~30年の減少人数を掲載。

【奈良県の人口】県外就業率が高い

奈良の県外就業率は28.8%と全国2位ですが、当然ながら、県外に通勤している住人の割合が多いのは県北西部の自治体です。なかでも生駒市は、就業者の半数以上が県外で働いています

【奈良県の人口】県外就業率が高い
出典:総務省「平成27年国勢調査」

【奈良県の人口】南部は人口が大幅に減少中

対照的に、県南部は人口の大幅減少の勢いが止まりそうにありません。急速に高齢化が進んでいるためです。

県の老年人口(65歳以上)は2018年より3547人(0.87 %)増の41万 2882人ですが、老年人口の割合が50%を超えているのは、すべて南部の8町村となっています。

【奈良県の人口】南部は人口が大幅に減少中
出典:奈良県「令和2年1月 奈良県推計人口年報」

※老年人口は65歳以上の人口を指す。

【奈良県の人口】交通の便が良い北部に人気が集中

三菱UFJ不動産販売が発表する『自治体別住みよさランキング』では、奈良県のトップは葛城市(全国31位)で、以下奈良市、橿原市、生駒市と続きます。

交通の便が良く通勤や通学がしやすい北部の自治体に人気が集中しているようです。

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見どころ―目次より抜粋

Part.1 地図、地形で読み解く奈良の大地
・実は人工的に作られた山だった? 古代史の舞台・大和三山
・人々の営みに密接してきた 生駒山がもたらした恩恵とは?
・大和平野を潤す大動脈 吉野川分水は300年越しに完成 ほか

Part.2 奈良を駆ける交通網
・生駒市と東大阪市にまたがる 暗峠の急勾配は法令地オーバー
・営業期間わずか9年間! 大仏鉄道を阻んだ急勾配
・3度の変更の末、駅開業が転がりこんだ!?なぜ、王寺町が鉄道の町になった? ほか

Part.3 奈良で動いた歴史の瞬間
・古墳の密集地帯・奈良盆地 なぜ古墳が造られなくなった?
・大化の改新だけではない! 中大兄皇子が変えた時間の概念
・秀吉が催した5000人規模の大宴会 吉野の花見で笑いをとった伊達政宗 ほか

Part.4 奈良で生まれた産業や文化
・全国で2校の国立女子大学 奈良女子大学設立の背景には岡倉天心
・古くから言い伝えがあった 天川村と手塚治虫作『火の鳥』の関係は?
・実は奈良盆地の気候が肝! 広陵町が靴下生産量日本一の理由 ほか

<コラム>
データで分かる全39市町村 人口、農業・水産業、観光
吉田初三郎が描いた奈良の鳥瞰図
映画・ドラマ・小説…… 奈良県とエンタメ作品

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