更新日: 2024年10月8日
九州の小京都・小城 鍋島藩の城下町として栄えた町を散策しよう
JR佐賀駅から電車で20分の小城(おぎ)は、かつて鍋島藩の城下町として栄えた町。
名物の小城羊羹をはじめ、武家屋敷を活用したカフェ、地産地消のご当地グルメなどの魅力を紹介します。
市内には20軒以上の店が集まる「小城羊羹」
伝統製法で作る羊羹は、外は氷菓子のようにシャリシャリ、中はしっとりとした独特の食感。小城市内には20軒以上の羊羹屋が集まる。
村岡総本舗本店
シャリシャリ食感で上品な甘さの羊羹
創業明治32(1989)年、「小城羊羹」の名を商標登録した老舗。羊羹の種類によって豆や砂糖などの材料を変え、昔ながらの製法でつくる。羊羹以外の和菓子も充実。
村岡総本舗本店
- 住所
- 佐賀県小城市小城町上町861
- 交通
- JR唐津線小城駅から昭和バス小城行きで2分、終点で昭和バス辻の堂(尼寺・駅北口・バスセンター・唐人町)行きに乗り換えて3分、上町下車すぐ(タクシーでは4分)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:00~20:00(閉店)、1月1日は11:00~18:00(閉店)
- 休業日
- 無休
- 料金
- おぎおんさん=648円(5個入)/とら焼き宗歓=120円(1個)/小城羊羹・特製切り羊羹=800円~(1本250g)/極上羊羹「心・愛・和」=2484円(1本)/小型小城羊羹=130円(1本)/
村岡総本舗 羊羹資料館
小城羊羹のルーツを知る羊羹資料館へ
昭和16(1941)年に砂糖蔵として建てられた建物を利用。小城羊羹に関する資料を展示する資料館で、羊羹の歴史や製法、材料などを知ることができる。見学客は、羊羹の試食と抹茶の無料サービスがある。
村岡総本舗 羊羹資料館
- 住所
- 佐賀県小城市小城町上町861
- 交通
- JR唐津線小城駅から昭和バス小城行きで2分、終点で昭和バス辻の堂(尼寺・駅北口・バスセンター・唐人町)行きに乗り換えて3分、上町下車すぐ(タクシーでは4分)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:00~17:00(閉館)、1月1日は11:00~
- 休業日
- 無休
- 料金
- 無料
麺・具・タレをかき混ぜて召し上がれ「マジェンバ」
ネーミングは、方言の「混ぜんば」(混ぜて)から。麺、1種類以上の小城産の食材、特製マジェンバのタレを使い、それらをよく混ぜて食べる。麺は中華麺や豆乳麺など店によってさまざま。小城市内の飲食店や佐賀空港などで食べることができる。
寿屋別館
麺、具、タレをよ~く混ぜていただきます!
旬の産物を生かした和食と仕出しの店で、手ごろな値段で食べられる定食や会席料理がある。この店のマジェンバは、野菜や卵など20種類以上が入って具だくさん。
寿屋別館
- 住所
- 佐賀県小城市小城町163-7
- 交通
- JR唐津線小城駅から徒歩6分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~14:00(L.O.)、17:00~21:00(L.O.)
- 休業日
- 火曜、祝日の場合は翌日休
- 料金
- マジェンバ=650円/
小城の周辺スポットをCheck!
小城公園
小城藩初代藩主の鍋島元茂と二代藩主直能が造営した庭園。敷地内には池や児童遊園地、神社があり、およそ3000本の桜が咲く春は花見客でにぎわう。
須賀神社
祇園川の北側、かつて千葉城が置かれていた山の上に鎮座。麓にある一の鳥居から本殿までの参道は153段の石段になっている。境内からは小城の町並みを一望する。
清水の滝
全国名水百選に選ばれている高さ75m、幅13mの滝。「珠簾の滝」とも呼ばれ、清流が垂直に流れ落ちる。滝の周辺には、清流にさらされた鯉を使った料理を出す店が集まる。
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【筆者】まっぷるマガジン編集部
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