目次
武雄温泉を楽しむポイント① お殿様が入った名物風呂へ行く
朱塗りの楼門が出迎える「武雄温泉大衆浴場」
竜宮城を思わせる天平式の楼門が入り口に建つ。鍋島藩武雄領主が入浴した「殿様湯」、重鎮の家臣が入ったという「家老湯」を含む5つの貸切風呂、2つの大浴場、宿泊施設に併設した「鷺乃湯」がある。
●入浴DATA
入浴料:元湯・蓬莱湯500円、鷺乃湯740円、殿様湯1室1時間4300円、家老湯1室1時間3500円、柄崎亭(貸切湯3室)1室1時間3800円
宿泊可/「武雄温泉 楼門亭」素泊まり5000円~
タオル:有料
バスタオル:有料
石けん:無料
シャンプー:無料
ドライヤー:無料
「武雄温泉 楼門・新館」は国の重要文化財
楼門と新館を手がけた辰野金吾は、日本銀行本店や東京駅を設計したことでも知られる佐賀県出身の建築家。楼門の高さは12.5mで、東西南北に方角を表す4つの干支がある。同時期に完成した東京駅は方角を8つの干支で表していて、これらを合わせると12支がそろう。
楼門干支見学(所要:約20分)
営業時間:9:00〜10:00(受付〜9:30)
定休日:火曜
料金:500円(元湯入浴料込)
重厚感のある武雄温泉楼門
殿様湯
江戸中期に造られた鍋島藩武雄領主の専用風呂。浴槽は総大理石で、個室の休憩室が付く
家老湯
殿様湯と同じ棟内にある。殿様湯と同じ時期に造られた。一部はマジョリカタイルで造られている
鷺乃湯
「武雄温泉楼門亭」に併設。男女別の露天風呂、内風呂、サウナがある
元湯
明治9(1876)年の築造で、吹き抜けの高天井が印象的。早朝から地元客でにぎわう
新館
武雄温泉の歴史の展示や、みやげ店が入る
武雄温泉大衆浴場
- 住所
- 佐賀県武雄市武雄町武雄7425
- 交通
- JR佐世保線武雄温泉駅から徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 元湯・鷺乃湯は6:30~23:00(閉館24:00)、蓬莱湯は~20:30(閉館21:30)、貸切風呂は10:00~22:00(閉館23:00)
- 休業日
- 無休(12月中旬は1回臨時休あり)
- 料金
- 入浴料(元湯)=大人500円、小人(3歳~小学生)250円/入浴料(鷺乃湯)=大人740円、小人370円/入浴料(蓬莱湯)=大人500円、小人250円/貸切風呂(殿様湯)=4300円(1時間)、3800円(平日割引、1時間)/貸切風呂(家老湯)=3500円(1時間)、3000円(平日割引、1時間)/貸切風呂(天平の湯・桜華の湯・芭蕉の湯)=3900円(1時間)、3400円(平日割引、1時間)/
武雄温泉を楽しむポイント② 名物グルメをチェック
武雄ブランドを使ったハンバーガー「TKB AWARDS」
精肉店が手がけるハンバーガー専門店。武雄のブランド豚「若楠ポーク」と国産牛を使ったパテを、特製のバンズでサンドしたチーズバーガーが人気。テイクアウトもできる。
チーズバーガー 620円
手ごねしたハンバーグと新鮮な野菜に、自店製のソースがかかる。ドリンクとポテトのセットは1000円
武雄温泉の楼門から歩いて3分ほど
野菜てんこ盛りのちゃんぽんにチャレンジ「井手ちゃんぽん本店」
「武雄・北方ちゃんぽん街道」と呼ばれる国道34号沿いにある有名店。野菜をたっぷり盛ったちゃんぽんは、驚きの量。さらに野菜と麺の大盛りメニューもある。
ちゃんぽんは870円
さらにボリュームのある特製ちゃんぽん1030円
井手ちゃんぽん本店
- 住所
- 佐賀県武雄市北方町志久1928
- 交通
- JR佐世保線北方駅から祐徳バス武雄温泉(下西山)行きで4分、ホームセンターユートク下車すぐ(タクシーでは4分)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:30~20:30(閉店21:00)、第1・3火曜は~15:00(閉店)
- 休業日
- 水曜、祝日の場合は翌日休(12月31日~翌1月2日休)
- 料金
- ちゃんぽん=700円/特製ちゃんぽん=880円/
ホワイト餃子が人気「餃子会館」
製法を伝えた中国人の名に由来してホワイト餃子と呼ばれるこの店の餃子は、地元の野菜、肉、スパイスなどを自家製の皮で包み、独自の手法でジューシーに焼きあげる。
焼餃子は8個500円
ひと口サイズよりやや大きめのホワイト餃子
餃子会館
- 住所
- 佐賀県武雄市武雄町富岡12397-1
- 交通
- JR佐世保線武雄温泉駅からタクシーで5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~20:50(閉店21:00)
- 休業日
- 木曜、祝日の場合は翌日休(1月1~2日休)
- 料金
- 焼餃子=450円/もしもしラーメン=550円/とんかつラーメン=700円/
武雄温泉を楽しむポイント③ 温泉土産を探す
多彩な武雄のみやげがそろう「武雄温泉物産館」
JR武雄温泉駅から車で5分ほどの場所にある物産館。店内には武雄の特産品や朝どれの野菜、みやげがずらりと並ぶ。セルフサービス形式の惣菜料理屋も人気が高い。
たけお温泉ぷりん
小城の昔ようかん
うれしの茶
武雄温泉物産館
- 住所
- 佐賀県武雄市武雄町昭和805
- 交通
- JR佐世保線武雄温泉駅から徒歩15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:30~17:00(閉店)
- 休業日
- 無休(1月1日休)
- 料金
- レモングラス緑茶ティーバッグタイプ=990円(10袋入)/たけお温泉なめらかプリン=250円/佐賀のがばいばあちゃんせんべい=780円(小)/うれしの茶美肌石けん=350円/うれしの茶=各種540円~/
武雄温泉を楽しむポイント④ 温泉宿でゆったりすごす
緑あふれる15万坪の庭園に建つ数寄屋づくりの和風宿「御宿 竹林亭」
国の登録記念物である御船山楽園の中に建つ。全11室の客室は異なる内装で、それぞれに特徴がある。大浴場のほかに、各客室とも専用の内風呂か露天風呂をそなえる。客室でとる夕食は懐石料理。
●宿DATA
露天風呂:あり
貸切風呂:なし
部屋食:可
素泊まり:不可
大浴場「竹の湯」の露天風呂
250㎡の広さの貴賓室「秀峰」
弘化2(1845)年開園の御船山楽園
御宿 竹林亭
- 住所
- 佐賀県武雄市武雄町武雄4100
- 交通
- JR佐世保線武雄温泉駅からJR九州バス嬉野温泉行きまたは彼杵行きで12分、御船山楽園下車、徒歩3分(送迎あり)(タクシーでは10分)
四季を彩る大庭園をもつ格調高いホテル「御船山楽園ホテル」
本館と別館からなる。スタンダードな和室のほか、かつて鍋島家別邸で居間として使われた特別室もある。男女別の大浴場は、それぞれ内風呂と露天風呂をそなえる。
●宿DATA
露天風呂:あり
貸切風呂:あり
部屋食:不可
素泊まり:不可
奈良時代の僧、行基作といわれる五百羅漢の隣にある「らかんの湯」
別邸の和室。デッキを設けた客室や庭園を望む客室などがある
もてなしの心が息づく老舗の料理旅館「懐石宿 扇屋」
創業明治38(1905)年の料理旅館。有名料亭で修業した主人による懐石料理は、絶妙な頃合いで一品ずつ客室に運ばれる。2室の和室と洋室に専用の露天風呂が付く。
●宿DATA
露天風呂:あり
貸切風呂:あり
部屋食:可
素泊まり:不可
露天風呂付きの「清風の間」は唯一の洋室
合鴨ロース塩焼きなどが彩りよく並ぶ八寸
懐石宿 扇屋
- 住所
- 佐賀県武雄市武雄町武雄7399
- 交通
- JR佐世保線武雄温泉駅から徒歩12分(送迎あり)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- イン15:00、アウト11:00
- 休業日
- 不定休
- 料金
- 1泊2食付=19440~45360円/外来入浴(13:00~21:30、不定休、貸切風呂は要予約)=1000円・3000円(貸切風呂50分)/外来入浴食事付(11:30~14:00、18:00~21:30、不定休、要予約、個室利用)=9720円・12960円・16200円/
400年以上の歴史ある宮本武蔵ゆかりの宿「湯元荘東洋館」
創業400年の老舗旅館。かつて宮本武蔵が投宿し、『五輪の書』の構想を練ったとされる。館内には陶芸ギャラリーや読書室、宴会場がある。地元窯元の器で出される料理も好評。
●宿DATA
露天風呂:なし
貸切風呂:なし
部屋食:可
素泊まり:可
最上階にある大浴場。1階には単純温泉の湯を掛け流しにする中浴場がある
季節感を大切に、一品ずつていねいにつくられる料理
湯元荘東洋館
- 住所
- 佐賀県武雄市武雄町武雄7408
- 交通
- JR佐世保線武雄温泉駅から祐徳バス下西山行きで2分、温泉入口下車、徒歩5分(送迎あり)(徒歩では12分)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- イン15:00、アウト11:00
- 休業日
- 無休
- 料金
- 1泊2食付=16200~43200円/外来入浴食事付(11:30~15:30、個室・広間利用、要予約)=5400円~(4名以下は個室料別途)/
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【筆者】まっぷるマガジン編集部
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