【縄文杉トレッキング完全ガイド】コース・難易度・所要時間・アクセスまで徹底解説

屋久島を代表するトレッキングスポット「縄文杉」。往復10時間を超える道のりの中には、豊かな森や巨樹との出会い、神秘的な切り株や沢の風景など、感動が詰まっています。

この記事では、縄文杉トレッキングのコース詳細、見どころ、スケジュール、準備すべき装備まで完全ガイド。初心者にもわかりやすく紹介します。

2025年4月6日 更新

登山前に押さえておきたい縄文杉トレッキングの基礎知識

縄文杉トレッキングを安全に、そして存分に楽しむためには、事前の情報収集がとても重要です。ここでは、1日で行けるのか、登山口へのアクセス方法、コース上の見どころなど、出発前にぜひ知っておきたい基本的なポイントをまとめました。初めての方でもイメージしやすく、計画を立てやすくなるはずです。

1日で行ける? それとも1泊?体力や日程に応じて判断しよう

 

縄文杉までの道のりは、往復約22km・所要時間10時間以上におよぶロングトレイルです。日帰りも可能ですが、出発は遅くとも朝6時台が目安。登山経験が浅い方や、写真を撮ったりゆっくり歩きたい方には、山小屋を利用した1泊2日行程もおすすめです。

山中には「高塚小屋」や「新高塚小屋」などの無人小屋があり、テント泊や宿泊も可能。ただし、寝袋や食料の持参、登山届の提出が必須です。体力や経験値、天候をよく見極めて、安全第一で計画を立てましょう。

登山口までのアクセスは? 交通手段を事前にチェック

縄文杉トレッキングのスタート地点「荒川登山口」へは、3~11月のマイカー規制期間中、屋久杉自然館から登山バスに乗り換える必要があります。バスは早朝運行されており、往復チケット(大人2,000円、小学生1,000円)は観光案内所などで前日までに購入しておくと安心です。

12月〜2月のオフシーズンは自家用車の乗り入れが可能ですが、路面凍結のリスクがあるため、慣れない方は避けたほうが無難です。タクシー利用も選択肢のひとつですが、往復ともに予約を忘れずに。いずれにせよ、アクセス手段は事前にしっかり確認しておきましょう。

トレッキング中に出会える、縄文杉コースの見どころ

 
ウィルソン株 

縄文杉コースでは、屋久島ならではの神秘的な自然風景に数多く出会えます。代表的な見どころをピックアップしてご紹介します。

三代杉
切り株から新しい命が芽吹いた“更新”の象徴的な巨樹。屋久島の生命力を感じる一本です。

ウィルソン株
中に入って上を見上げると、空がハート形に見える名所。願いごとをしながら眺める人も多いとか。

大王杉
縄文杉発見前は最大とされた老杉。幹の太さと風格に圧倒されます。

夫婦杉
2本の杉がまるで寄り添うように生えた姿が印象的。夫婦円満のシンボルとも。

縄文杉
屋久島トレッキングのゴールに立つ、圧倒的な存在感の老樹。凹凸のある木肌、人の顔のように見える造形など、まさに自然の彫刻です。

これらのスポットは、疲れた体に元気をくれる癒しの風景。途中の休憩ポイントとあわせて、見どころを事前に把握しておくことで、より楽しく安全に歩くことができます。

縄文杉トレッキング開始までのモデルスケジュール

 
整備されたトロッコ道が続く 

縄文杉を目指すトレッキングは、往復で10時間以上に及ぶロングコース。早朝出発が基本です。道中で焦らず余裕をもって行動するためにも、朝の準備から逆算してスケジュールを立てましょう。下記は、日帰りトレッキングの一般的なスケジュール例です。

【3:30】 / 起床・準備開始(着替えや持ち物の最終チェック)
【4:30】 / 登山弁当を受け取り、宿を出発(弁当は宿に届けてくれる場合もあります)
【5:00】 / 屋久杉自然館に到着し、登山バスに乗車 ※登山バスは【事前予約・チケット購入】が必要です
【5:35】 / 荒川登山口に到着(バスの所要時間は約35分)※到着後は軽食&トイレを済ませましょう
【5:50】 / 準備運動・登山届の提出(用紙または登山アプリ「コンパス」で提出)
【6:00】 / トレッキングスタート! ※下山開始は遅くとも13:00までを目安に

スケジュールのポイント

・登山バスの出発時刻に遅れないよう、余裕をもって移動しましょう。

・登山口にはトイレがありますが、紙がないこともあるので持参をおすすめします。

・日の出前のスタートになるため、ヘッドランプや防寒着があると安心です。

・下山後のバス時間も要チェック。最終バスに間に合うよう、時間配分をを意識しましょう。

縄文杉トレッキングコースの全14ポイントの見どころ紹介

 

縄文杉トレッキングは、荒川登山口からスタートし、神秘的な巨木との出会いへと至る一本道の山旅です。歩みを進めるたびに、かつて林業が盛んだった集落の跡や、苔むした切り株、巨大な杉の木々など、物語のように展開する森の風景が現れます。

ここでは、登山ルートを14のポイントに分けて詳しく紹介していきます。

縄文杉トレッキングコース情報

 
総距離:約22km(往復)
標準所要時間:8時間30分〜10時間(休憩を含まず)
標高差:約710m
難易度:★★★★☆(体力必須)
携帯トイレブース:複数箇所に設置あり(事前購入推奨)
服装・装備:トレッキングシューズ、レインウエア、ヘッドランプ、行動食などを持参

① 荒川登山口(標高 約600m)

 
準備運動は念入りに

屋久島の自然に包まれた朝が始まる場所。早朝の登山口には、出発準備を整える登山者が集まります。トイレと登山届ポストが設置されており、ここで気持ちを整えてから山に入ります。

※準備運動とヘッドランプは必須。スタート直後はまだ薄暗い時間帯です。

② トロッコ道

 
トロッコ道は木道が整備され歩きやすい

ここから長い長い「トロッコ道」が始まります。もともと杉の伐採に使われていた線路跡で、今は登山道の一部。道は平坦で歩きやすく、森の静けさと木漏れ日が心地よい癒やし空間をつくり出しています。

トロッコ道の3つの必見ポイント

トンネルや橋などの見どころも点在。レールの外側は滑りやすいので注意しましょう。

① 橋
登山中たびたび現れる橋。ここから眺める沢や森は、島の自然の豊かさを見ているかのよう。ただし、なかには欄干がないスリリングな橋も!

 

② トンネル
登山口からすぐの場所にあり、人が通ると感知してランプがつきます。まるで「いってらっしゃい」といわれているかのよう。

③ トロッコ機関車
小杉谷集落跡までの間で見られる古いトロッコ機関車。すでに朽ちていますが、そこから植物が生育する光景は神秘的です。

 

③ 小杉谷橋

 
周辺は橋を入れた撮影ポイントとしておすすめ

しばらく歩くと現れるのが小杉谷橋。橋の先で道が分岐し、左に行けば安全祈願ができる大山神社、右が登山ルート本線です。まずは橋の上から流れる沢を見下ろして、静かな景色を楽しみましょう。

 
鳥居の奥には石段があり、上ると小さな社がある

④ 小杉谷集落跡

 
小さな杉が林立している開けた小杉谷事業所跡

橋を渡って10分ほどで、小杉谷集落跡に到着。かつては500人以上が暮らした林業の町でした。今は東屋やベンチが整備され、最初の休憩ポイントとして最適です。ここで軽く水分補給を。

⑤ 楠川分かれ


縄文杉へはまっすぐ進もう

さらにトロッコ道を歩いていくと、白谷雲水峡方面との分岐点「楠川分かれ」に到着。ここから白谷雲水峡への縦走ルートが分岐しますが、縄文杉を目指すならそのまま直進。

⑥ 小杉谷山荘跡

 
紙は設置されているが、自分でも予備を持っておくと安心

分岐から10分ほどで、かつて山小屋が建っていた小杉谷山荘跡へ。現在は山荘はありませんが、バイオトイレとベンチが設置されており、静かな日なたで一息つけます。

⑦ 三代杉


倒木、伐採ののちに切り株から三代目が成長している

道のりが単調になってきたころ、ふたたび現れるのが三代杉。初代→二代→三代と、3世代にわたって再生を繰り返してきた生命のリレーに胸を打たれます。


雨量豊富な屋久島では世代交代を経て巨木へと成長を続ける

⑧ 仁王杉(阿形)


複雑にうねる幹は迫力がある

橋を渡ってからさらに30分ほど。複雑にねじれた幹が、まるで仁王像のような迫力を感じさせる杉が姿を現します。これが仁王杉(阿形)。見る角度によっては、幹のくぼみが口を開けたように見えるはず。近くには「吽形」と呼ばれる杉があるが、2000年11月に倒れてしまいました。

 
10mほど先に倒木した吽形がある

⑨ 大株歩道入口(標高 約1000m)

 
この看板が見えたらいったん休憩

ここでついにトロッコ道が終了。整備された道から、岩や木の根を越える本格的な登山道へ突入します。トイレ、水場、携帯トイレブースが整備されており、ここでしっかり休憩をとって後半戦に備えましょう。

 
再出発する山道へは急勾配の階段を上る

⑩ 翁杉(倒木)

 
荒々しい倒木の跡

山道を進み始めてまもなく、かつて縄文杉に次ぐ巨木だった翁杉に出会います。2010年に倒れてしまいましたが、その幹には今も苔がむし、森の命が受け継がれていることを感じさせてくれます。

⑪ ウィルソン株

 
切り株に入って右から見上げるとハート型に見える

しばらく進むと現れるのが、人気フォトスポット「ウィルソン株」です。巨木の切り株の内部は広く、十数人が入れるほど。内部に入って右側から空を見上げると、切り口がハート型に見えることで知られています。

 
大きく口が開けた切り株は大人十数名が入れるほど大きい

⑫ 大王杉

 
天に向かって真っすぐに幹を伸ばしている

さらに木階段の上りを経て、大王杉へ。縄文杉が発見されるまで最大とされていたこの木は、11mを超える幹回りを誇ります。周囲には休憩用ベンチと携帯トイレブースもあり、最後の休憩スポットです。

⑬ 夫婦杉

 
秋はマルバヤマシグレやナナカマドが色づく

山道を進んでいくと、左右に寄り添うように立つ2本の杉に出会います。それが夫婦杉。枝が10m以上の高さでつながっており、手を取り合う夫婦のような姿が印象的です。

⑭ 縄文杉(標高 約1300m)

 
凹凸のある木肌は人間の横顔に見える。まるで生きているようだ

ついにゴール! その存在感は遠くからでも圧倒的で、初めて目にしたときには思わず息をのむはず。縄文杉は保護のため近づくことができないので展望デッキからの見学となりますが、その姿は神々しく、長いトレッキングの疲れを忘れさせてくれます。

 
凹凸のある木肌は人間の横顔に見える。まるで生きているよう

縄文杉トレッキングの帰り道も楽しみのひとつ

縄文杉までたどり着いたあとも、トレッキングの魅力は終わりません。帰り道には、往路では気づかなかった新たな発見や変化が待っています。

とくに注目したいのが「ウィルソン株」。朝と午後では株の中に差し込む光の角度が変わるため、同じ場所でもまったく違った表情を見せてくれます。午前中は光と影がくっきりと分かれ、ドラマチックな雰囲気に。午後は全体がやわらかく照らされ、ハート形の空がよりはっきりと浮かび上がります。行きと帰り、2度楽しめるスポットとして、見逃せないポイントです。

 
午前:上に光が当たり、下は影になっている
 
午後:明暗がなく、全体が
はっきり見える

また、往路では急ぎ足だったトロッコ道も、復路ではリラックスして景色を楽しみながら歩けるのが魅力。木漏れ日の中を歩いたり、橋の上から沢を眺めたりと、下山ならではの余裕が自然とのつながりを深めてくれるでしょう。時間に余裕があれば、小杉谷集落跡で歴史に思いを馳せたり、倒木に生まれた新芽を観察したりしてみてください。

 
橋の上から見た沢の様子
 
足元にはみずみずしく
美しいコケがたくさん

トレッキングは「帰り道までが旅」。ぜひ下山も丁寧に、屋久島の自然を満喫してください。

縄文杉トレッキングの登山装備と注意点

縄文杉トレッキングは、往復で10時間を超える長時間行動になるため、しっかりとした装備と事前準備が欠かせません。特に屋久島は雨が多く、足元が滑りやすい箇所も多いため、防水・防寒対策を中心に万全の準備を整えましょう。

服装と基本装備

 

レインウエア(上下セパレート)
屋久島では「一週間のうち8日は雨」といわれるほど雨が多い地域。ゴアテックスなど防水透湿性素材のレインウエアを準備しましょう。防寒対策としても役立ちます。

トレッキングシューズ
岩場や木道、滑りやすい沢沿いの道が続くため、足首をしっかり固定できるハイカットタイプの登山靴がおすすめです。

ザックとザックカバー
両手が使えるリュックタイプのザックを。20〜30Lが日帰りには適量です。突然の雨に備え、必ず防水カバーも準備を。

防寒着・インナーウェア
早朝出発が基本なので、夏でも肌寒く感じることがあります。フリースなど軽量で暖かい防寒着を1枚持っておきましょう。インナーは吸汗速乾性のある素材がベター。

ヘッドランプ
早朝や夕方の暗がりに備え、予備電池も忘れずに。

行動食・水
長時間の行動中にエネルギー切れを起こさないよう、高カロリーの行動食(ナッツ、シリアルバー、ゼリー飲料など)をこまめに補給しましょう。水は最低でも1.5Lを持参。

注意点とマナー

 

早出・早帰りの原則を守る
日没前に必ず下山できるよう、朝6時前後には出発を。下山は13時には開始できるようにスケジュールを組みましょう。

トロッコ道の歩き方に注意
レールの外側は滑りやすいため、枕木の内側を自分のペースで進みましょう。譲り合いの精神を大切に。

携帯トイレを携行する
トイレの場所が限られているため、万が一に備えて携帯トイレを準備し、設置されたブースで使用しましょう。

自然に敬意を払って行動する
植物を傷つけない、動物を驚かせない、ごみは持ち帰る。屋久島の自然と長く共存するために、一人ひとりが心がけたいマナーです。

縄文杉トレッキングで出会う、植物・動物・ユニークな木々の観察

縄文杉トレッキングでは、歩くだけで屋久島の生態系の奥深さに触れられるのも魅力のひとつ。登山道沿いでは、多種多様な植物や動物、そして個性豊かな樹木との出会いが待っています。

トレッキング中に出会える植物たち

 

サクラツツジ(4月〜6月)
島内の広範囲でみることができます。花は濃い桜色から白色までさまざま。

 

クロバイ(4〜5月)
常緑高木で、白い小花を春に咲かせます。トロッコ道沿いにも多く見られ、足元を彩ります。

 

ナナカマド(5月頃)
白く小さな花が集まって咲く落葉広葉樹。紅葉シーズンには赤く染まり、山のアクセントに。

 

ヤマボウシ(6月頃)
標高500〜1700mに生育する落葉高木。星形のような白い花が特徴です。

出会えたらラッキー!森の動物たち

 

ヤクシカ
ニホンジカの亜種で、体格は小さめ。のんびり歩く姿や、森の中で静かに休んでいる様子に癒やされます。

 

ヤクザル
ホンドザルより毛が長く、群れで行動します。ときには木の上から観察できることも。

ユニークな木々を観察しよう

 

ヒメシャラ
幹の皮が何度も剥がれ、つるつるとした黄金色の木肌が特徴。森の中でひときわ存在感があります。

 

メデューサの木
八方に伸びる枝が、ギリシャ神話の怪物・メデューサの髪のように見えることから命名。

 

ヤマグルマ
広葉樹でありながら、杉の幹に寄生して育つことも。幹に食い込んだ様子は驚きの一言。

 

ハート形の木
森の中にはまるでアート作品のような木々が点在しています。ハート形だけでなく、動物の顔に見えたりする木々も。自然と向き合いながら歩くことで、ただ「山を登る」だけではない、屋久島ならではの豊かな体験が広がります。

縄文杉トレッキングの+α情報

日帰りでは味わえない、もうひとつの感動体験。それが「縄文杉の朝焼け」です。時間に余裕がある人や、体力に自信がある人には、山中での1泊を検討するのもおすすめです。

高塚小屋に泊まって感動の一瞬を
縄文杉からさらに10分ほど登った場所にある高塚小屋は、20人程度が宿泊できる無人の山小屋。近年ではこの小屋に泊まり、早朝の光に包まれる縄文杉を見に行く登山者が増えています。オレンジ色に染まった霧の中から浮かび上がる縄文杉の姿は、神秘的そのもの。一生の思い出になるような瞬間と出会えるでしょう。

宿泊時の注意点
予約不要・先着順:高塚小屋は無人の避難小屋で、事前予約はできません。繁忙期は混雑するため、混み合う時期は早めの到着を心がけましょう。

装備は自己完結が原則:寝袋、マット、ヘッドランプ、食料、飲み水、携帯トイレなど、必要なものはすべて自分で持参する必要があります。

気温・天候に注意:夜間は冷え込むため、防寒対策をしっかりと。天候が急変することもあるので、出発前には天気予報を必ず確認しましょう。

朝の森に包まれた静寂の中で、荘厳な縄文杉と向き合う時間は格別。余裕があれば、ぜひ挑戦してみてください。

アクセス&登山バス・登山届情報

縄文杉トレッキングのスタート地点「荒川登山口」までは、屋久島の他エリアから直接アクセスするのではなく、登山バスの利用が基本になります。また、入山前の事前準備として、登山届の提出と環境保全協力金の支払いも重要です。

登山口へのアクセス

 
登山口にある休憩スペース 

環境負荷軽減と混雑緩和のため、3月〜11月はマイカーの乗り入れは禁止されています。この期間は、屋久杉自然館で「登山バス」に乗り換えて荒川登山口へ向かう必要があります。

縄文杉への登山口となる「荒川登山口」は、環境保全のため3月1日〜11月30日までマイカーの乗り入れが規制されています。期間中は、屋久杉自然館前から発着する「荒川登山バス」の利用が必須です。車で訪れる場合も、屋久杉自然館に駐車し、バスへ乗り換えることになります。

チケットは中学生以上2,000円(往復)/1,000円(片道)、小学生は1,000円(往復)/500円(片道)。観光案内所や宿泊施設など、島内各所の取扱窓口で前日までに購入しておきましょう。

【運行時刻表】
■【行き】屋久杉自然観前発~荒川登山口着
5:00、5:20、5:40、14:00 / 5:35、5:55、6:15、14:35
※6月は5:20発・5:55着の便は運休

■【帰り】荒川登山口発 / 屋久杉自然観前着
6:20、15:00、16:00、16:30、17:00、17:45 / 6:55、15:35、16:35、17:05、17:35、18:20
※6月は16:30発・17:05着の便は運休

オフシーズン(12月〜2月)はバスが運休しているため、マイカーで登山口までアクセス可。ただし積雪や路面凍結の可能性があるため、運転に不安がある方にはおすすめできません。

タクシー利用の場合は、安房港〜荒川登山口が約40分(約6,000円)です。帰りの迎車を事前に予約しておくと安心です。

登山届の提出方法

登山口で紙に記入する
荒川登山口には用紙とポストが設置されています。混雑回避のため、あらかじめ記入して持参するのもおすすめ。

アプリ「コンパス」から提出
スマホから事前にオンライン提出できる便利な方法。登山計画を家族や友人にシェアできる機能もあります。

環境保全協力金

 
協力金の礼として屋久杉で作った木札

金額は日帰り:1,000円、山中泊:2,000円です。荒川登山バスのチケット購入時に同時納入が可能です。前日までに観光案内所などの取扱施設で納入しておきましょう。

自然と向き合う、縄文杉との時間を安全に

  

屋久島を代表する存在、縄文杉。その姿を見に行くトレッキングは、片道約10km・往復10時間以上という長い道のりではありますが、そこで得られる体験は格別です。

苔むす森、巨木の数々、トロッコ道のノスタルジー、そして荘厳な縄文杉との対面。ひとつひとつの光景が心に残り、五感で自然と向き合う時間になるでしょう。

その反面、天候の急変や長時間の歩行など、事前準備と慎重な行動が求められるコースでもあります。計画段階でしっかりルートを把握し、装備や時間配分を整えて、安全に楽しむことが大切です。

登山の計画には、登山地図アプリ「山と高原地図ホーダイ」の活用もおすすめ。コースの全体像や現在地の確認、標高の把握などができ、安心感が大きく変わりますよ。

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