更新日: 2024年2月14日
【屋久島】かわいいウミガメを見に行こう!
屋久島は、世界でも数少ないウミガメの産卵地。産卵のために上陸する親ガメや、ふ化したばかりの子ガメたちに影響がおよばないよう、ルールをきちんと守って観察しよう。
屋久島うみがめ館
ウミガメ保護の重要拠点
永田いなか浜に面して建つウミガメの資料館。ウミガメに関する資料や調査研究結果、パネル、剥製など、ウミガメづくしの展示が見もの。ウミガメの保護活動を展開するNPOの拠点でもあり、親ガメの産卵や子ガメの放流にあたって観察会を実施。
屋久島うみがめ館
- 住所
- 鹿児島県熊毛郡屋久島町永田489-8
- 交通
- 宮之浦港から種子島・屋久島交通永田行きバスで29分、中野橋下車、徒歩3分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:30(閉館17:00)
- 休業日
- 火曜(臨時休あり、年末年始休)
- 料金
- 入館料=中学生以上300円、小学生100円、幼児無料/(島民・出郷者は無料、障がい者手帳持参で無料)
ココで観察できる!
おすすめの観察スポットは、屋久島北西部に位置する永田浜。アカウミガメの上陸数が日本全体の3〜4割を占めており、保護活動の拠点にもなっている。産卵シーズン中は浜への立ち入りが制限されるので、地元保護団体が実施する観察会に参加しよう。
知っておきたい!ウミガメ事情
アカウミガメやアオウミガメなど、世界で全7種類確認されているウミガメのうち、なんと6種類が国際自然保護連合のレッドリストの対象。捕獲や環境の悪化などにより生息数が減少し、絶滅の危機にさらされている。
How to ウミガメ観察
●事前に、永田ウミガメ連絡協議会が実施するレクチャーを必ず受けること。
●現地スタッフの案内にしたがって行動すること。
●ウミガメは光や人の気配にとても敏感。懐中電灯や携帯電話など光を発する機器は必ず電源を切ること。
●ウミガメは人の気配に気づくと上陸しないことがある。また、ふ化時期には浜のあちこちに子ガメがいるので、むやみに歩かず、騒がないように注意。
●ウミガメにさわらないこと。
●観察会終了後は浜に立ち入らないこと。
●浜での喫煙、飲酒は禁止。ゴミは必ず持ち帰ること。
ウミガメ観察のスケジュール
<ウミガメ産卵観察会>
親ガメの産卵の様子を見学
開催日時 2022年5月1日〜7月20日
<子ガメ放流会>
保護した子ガメの放流の様子を見学
開催時期 2022年8月1~31日
いずれも「いなか浜駐車場」にて受付・レクチャーを受けたのち、見学。受付・レクチャーは20:00〜20:30、見学は最大23:00まで。
予約人数 先着順で40名/日
観察会参加料 高校生以上2000円、小・中学生500円、幼児無料
予約受付 ネット予約は2022年3月1日0:00〜。電話予約は2022年4月1日13:00〜17:00(当日も可、ただし予約で満席の場合は不可)
●永田ウミガメ連絡協議会
0997-45-2280
2022年4月1日〜8月31日の13:00〜17:00のみ対応可(HPからも受付可)
http://nagata-umigame.com/
感動の産卵シーンを観察!
5月から7月にかけて、産卵シーズンを迎えるウミガメ。貴重な産卵シーンを見学できる親ガメ産卵観察会の流れを追ってみよう。
➀いなか浜駐車場で受付
事前予約の上、いなか浜駐車場に設置される受付場所へ。協力金(2000円)の支払いもこちらで。
➁観察前にレクチャーを受ける
受付が終わり次第、ウミガメの生態や観察のマナーについてレクチャーを受ける。その後、スタッフの案内で永田浜へ移動。
➂タイミングを見計らって観察
ウミガメが産卵態勢に入り、観察できる状況になったら見やすい場所へ案内される。親ガメは、波打ち際から20~30mの満潮時に海水に浸らない場所に穴を掘って産卵。1度の産卵で約100個の卵を産む。
海に帰る子ガメを観察するなら…
永田ウミガメ連絡協議会では例年、永田浜でふ化した子ガメを海に帰す子ガメ放流会も開催している。2022年は8月に行われる予定。詳しくはHPまたは電話で確認を。
九州・沖縄の新着記事
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】クロス編集事務所
SNS
会社創立は平成元年。以来、『まっぷるマガジン』『ことりっぷ』などなど、福岡市の編集プロダクションとしての立地を生かし、見どころ、グルメ、温泉、宿など九州一円の観光情報誌の制作にかかわってきました。
これからも、これまで培ってきたノウハウを存分に発揮して、個性あふれる九州の魅力と元気のよさを多くの方々に伝えていきたいと思います!