更新日: 2023年6月26日
平泉 中尊寺観光 おすすめ拝観ツアーコースをチェックしよう
平泉仏教文化の中心的存在である中尊寺は、12世紀初頭に初代・清衡により造営された東北きっての名刹。
平安期の雅やかな雰囲気が色濃く残る美しい境内を散策してみよう。
【平泉】中尊寺
平泉仏教文化の中心的存在である中尊寺は、慈覚大師が創建した天台宗の東北大本山。12世紀のはじめに奥州藤原氏初代・清衡により大規模な堂塔の造営が行われた。杉の老木に覆われた参道を上っていけば、国宝建造物第一号の金色堂をはじめ、多くの国宝、重要文化財を展示する讃衡蔵、明治時代に再建された本堂など見どころがいっぱい。
【拝観ツアーコース】
ツアーのポイント
●金色堂&讃衡蔵は有料で拝観料800円
●讃衡蔵の隣の売店で中尊寺音声ガイド(500円)の貸し出しあり
【START】中尊寺 バス停
⬇ 徒歩2分
1.月見坂
⬇ 徒歩5分
2.弁慶堂
⬇ 徒歩4分
3.本堂
⬇ 徒歩2分
4.峯薬師堂
⬇ 徒歩3分
5.讃衡蔵
⬇ 徒歩すぐ
6.金色堂
⬇ 徒歩15分
【GOAL】中尊寺 バス停
【平泉・中尊寺×観光1】老杉に覆われた表参道「月見坂」
本堂まで約560mにわたって続く表参道。沿道に連なる樹齢約300〜400年の老杉は、江戸時代に平泉を治めた伊達藩によって植えられたものだ。途中には眺めのいい展望所もある。
【平泉・中尊寺×観光2】堂々とした弁慶像が立つ「弁慶堂」
文政9(1826)年に建立。堂内には弁慶の木像が数体安置されていて、もっとも古い像は弁慶の自作とも伝えられている。お堂の前には弁慶力守を置くお札所がある。
必見ポイント
弁慶の立ち往生の姿のまま彫られた、迫力満点の弁慶像も堂内に立つ。
【平泉・中尊寺×観光3】不滅の法灯輝く中尊寺の中心「本堂」
明治42(1909)年に再建された中尊寺一山の中心となるお堂。ほとんどの法要や行事がこの本堂で執り行なわれている。本尊の釈迦如来座像は丈六仏という大きな仏像。
必見ポイント
初代・清衡が中尊寺造営の折に安置した丈六仏にならい、2013年に建立した現在の仏様。
【平泉・中尊寺×観光4】”福かえる”がお出迎え「峯薬師堂」
薬師如来を本尊とする小さなお堂。目をはじめ病気平癒に御利益があるとされる。境内には大きなカエルの石像があり「福かえる」として、参拝者らに親しまれている。
必見ポイント
目に御利益があるということから、お札所には「目の御守」500円を置いている。
【平泉・中尊寺×観光5】中尊寺に伝わる多くの宝物を鑑賞「讃衡蔵」
中尊寺に伝わる3000点以上の国宝、重要文化財のほとんどを収蔵している施設。美しい写経や経絵など、奥州藤原氏が残した平安時代の仏教美術をじっくりと鑑賞しよう。
必見ポイント
平安時代に作られた三体の丈六仏。中央の阿弥陀如来座像はかつて本堂のご本尊だった。
讃衡蔵
- 住所
- 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202中尊寺
- 交通
- JR東北本線平泉駅から岩手県交通イオン前沢行きバスで5分、中尊寺前下車、徒歩15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:30~17:00(閉館)、11月4日~翌2月は~16:30(閉館)、12月31日は~15:00(閉館)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 大人800円、高校生500円、中学生300円、小学生200円(金色堂拝観料含む、障がい者手帳持参で入館料半額)
【平泉・中尊寺×観光6】平安期から輝き続けるお堂「金色堂」
新覆堂の中にある、中尊寺創建当時から残る唯一の建造物。外観だけでなく中も金箔に覆われ、精緻な螺鈿細工や漆芸技法など見どころが多い。日本最初の国宝建造物に指定された。
金色堂
- 住所
- 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202中尊寺
- 交通
- JR東北本線平泉駅から岩手県交通イオン前沢行きバスで5分、中尊寺前下車、徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:30~17:00(閉館)、11月4日~翌2月は~16:30(閉館)、12月31日は~15:00(閉館)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 大人800円、高校生500円、中学生300円、小学生200円(讃衡蔵との共通拝観券、障がい者手帳持参で入館料半額)
中尊寺
- 住所
- 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
- 交通
- JR東北本線平泉駅から岩手県交通バスイオン前沢行きで4分、または平泉駅から巡回バス「るんるん」(土日のみ運行)で10分、中尊寺下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 有料拝観エリア8:30~17:00(11月4日~翌2月末日までの期間は~16:30、12月31日は~15:00)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 金色堂・讃衡蔵の拝観料=大人800円、高校生500円、中学生300円、小学生200円/(障がい者手帳持参者は拝観料半額)
【平泉・中尊寺】休憩はこちらで
【平泉・中尊寺×休憩】本堂脇の端正な茶室「茶室 松寿庵」
手入れされた美しい庭園を眺めながら、抹茶と和菓子で一服できるスポット。静かな時間を過ごせる空間で、散策途中の休憩に最適。本堂に隣接。
松寿庵
- 住所
- 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202中尊寺境内
- 交通
- JR東北本線平泉駅から岩手県交通イオン前沢行きバスで5分、中尊寺前下車、徒歩15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:00(閉店、時期により異なる)
- 休業日
- 不定休
- 料金
- 抹茶(菓子付き)=1000円/
【平泉・中尊寺×休憩】香り高いそばを味わう「かんざん亭」
平泉周辺の野山を見下ろすロケーション抜群の食事処。石臼挽きのそば粉に平泉産の自然薯を練り込んだ香りの良い独特の食感のそばが好評。
【平泉・中尊寺】季節の行事
【平泉・中尊寺×季節の行事】1月1日 初詣
本堂で篝火がたかれるなか、新しい年の無事や家内安全を祈念
【平泉・中尊寺×季節の行事】2月初旬 節分会
本堂での護摩祈祷のあと、大相撲の関取などによる豆まきを開催
【平泉・中尊寺×季節の行事】5月1日〜5月5日 春の藤原まつり
3日に行なわれる華やかな「源義経公東下り行列」が祭りのメイン
【平泉・中尊寺×季節の行事】6月第2日曜 法華経一日頓写経
6万8000字余りからなる法華経一部を一日のうちに書写する
【平泉・中尊寺×季節の行事】8月14日 薪能
篝火がたかれる能楽殿で、喜多流の能、和泉流の狂言が披露される
【平泉・中尊寺×季節の行事】8月16日 大文字送り火
束稲山の稜線が暗くなる頃、火が筆順に「大」の文字を作っていく
【平泉・中尊寺×季節の行事】10月20日~11月15日 菊まつり
境内が紅葉に染まる季節に開催。全国の菊愛好家の作品が見られる
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【筆者】まっぷるマガジン編集部
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