更新日: 2024年8月8日
平泉【毛越寺】おすすめ拝観ツアーコースをチェック!
地上に仏の世界を表した浄土庭園を散策し、華やかで優美な平安時代にタイムトリップ
毛越寺
慈覚大師円仁によって開山され、奥州藤原氏の二代・基衡、三代・秀衡の時代に隆盛を迎えた毛越寺。最盛期は堂塔40、僧坊500を数えたきらびやかな歴史を持つ寺には、往時をしのばせる見どころが随所に残る。大泉が池の畔に広がる浄土庭園を歩き、四季折々の風景に触れて平安時代の雅な空気を体感しよう。
【拝観ツアーコース】
ツアーのポイント
●ゆるやかな曲線を描く大泉が池の畔を歩く。
●散策しながら本堂、開山堂、常行堂を参拝。
【START】 毛越寺 バス停
⬇ 徒歩5分
1.本堂
⬇ 徒歩すぐ
2.浄土庭園
⬇ 徒歩すぐ
3.開山堂
⬇ 徒歩5分
4.金堂円隆寺跡
⬇ 徒歩3分
5.遺水
⬇ 徒歩すぐ
6.常行堂
⬇ 徒歩5分
【GOAL】 毛越寺 バス停
1.本堂
平安様式の華麗な本堂
毛越寺の根本道場で、平安様式の華麗な本堂は1989年に建立された。本尊の薬師如来は平安時代の作。事前予約で写経体験や座禅体験も可能(料金は要問い合わせ)。
必見ポイント
ご本尊の薬師如来を拝観して、平安時代の人々の祈りの心に触れたい。
2.浄土庭園
平安時代の情景を映す雅な庭を散策
大泉が池を中心に、枯山水風の築山や玉石を敷き詰めた洲浜などが配された美しい庭園。遺水と呼ばれる曲がりくねった水路は、平安時代の貴重な遺構。仏の世界を表現した浄土庭園で平安時代さながらの雅な情景が鑑賞できる。
3.開山堂
慈覚大師円仁を祀るお堂
庭園の西の端に建つお堂で、毛越寺を開いた慈覚大師円仁を祀っている。堂内には両界大日如来と藤原三代の画像が安置されている。目の前にあやめ園があり6月下旬の見ごろは壮観。
4.金堂円隆寺跡
奥州藤原氏の栄華がしのばれる壮麗な寺院跡
二代・基衡が建立した寺院。東廊先端には鐘楼が、西廊先端には経楼が付属していた。『吾妻鏡』には万宝を尽くした建物と記されている。
必見ポイント
毛越寺の中心伽藍だった壮大な規模を礎石をたどって想像しよう。
5.遣水
平安時代そのままの水路の遺構
発掘調査で発見された、平安当時の姿を残す貴重な水路。全長80mの曲がりくねった水路には、水切り、水越、水分けなどの石組みが配されている。
6.常行堂
秘仏が祀られる神秘的なお堂
享保17(1732)年に再建された宝形造りのお堂。本尊は宝冠の阿弥陀如来。奥殿には33年に一度御開帳される秘仏・摩多羅神が祀られる。次の公開は2033年。
必見ポイント
須弥壇中央に祀られる本尊は、宝冠の阿弥陀如来。頭部に冠を頂く優美な姿が珍しい。
毛越寺
- 住所
- 岩手県西磐井郡平泉町平泉大沢58
- 交通
- JR東北本線平泉駅から徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:30~17:00(閉門17:30)、冬期は~16:30(閉門17:00)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 大人700円、高校生400円、小・中学生200円(団体30名以上は1割引、100名以上は2割引、障がい者手帳持参で本人と介護者1名半額)
休憩はこちらで
お休み処 松風庵
手打ちそばをどうぞ
ていねいに挽いた風味豊かなそば粉を使ったそばが味わえる。甘味では抹茶とわらび餅のセット(500円)も人気。
季節の行事
1月1日 元朝詣り
毎年、近隣だけでなく東北一帯や関東からも多くの人が初詣に訪れる。
1月20日 毛越寺二十日夜祭
松明を先頭に厄年の男女が練り歩き、無病息災を祈願。
5月第4日曜 曲水の宴
時代衣装の男女が遣水に盃を浮かべ歌を詠む優雅な平安絵巻を再現。
6月下旬〜7月上旬 あやめまつり
約3万株のハナショウブが咲きそろう初夏の光景は見事。祭り期間中は「延年の舞」も行なわれる。
9月中旬〜下旬 萩まつり
萩の花約500株が、秋の境内をしっとりと彩る。期間中の休日は邦楽演奏や茶会などが催される。
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【筆者】シュープレス
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