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【長崎】茶道「鎮信流」とともに発達した平戸の菓子文化
平戸に菓子文化が発達したのには、砂糖が入手しやすかったという理由のほかに、茶の湯の普及との深いかかわりが挙げられる。武家茶道と称される「鎮信流」は、平戸藩主松浦家第二十九代天祥鎮信がおこした流派。第三十七代の詮(あきら)は明治維新後、日本茶道の復興に努めた人物でもあり、松浦家は代々茶道に通じた家柄だ。そして、茶の湯とともに発達したのが平戸の菓子文化。第三十五代熈(ひろむ)は、天保12(1841)年から6年の歳月をかけて、平戸城下のご用菓子屋に100種の菓子をつくらせ、『百菓之図』を完成させた。松浦史料博物館の庭にある閑雲亭では、希望者に呈茶を行っている。
『百菓之図』をもとにした月替わりの復元菓子が付く特別な呈茶は3日前までの予約制で1100円
松浦史料博物館
- 住所
- 長崎県平戸市鏡川町12
- 交通
- JR佐世保線佐世保駅から西肥バス平戸桟橋行きで1時間30分、終点下車、徒歩5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:30~17:30(閉館)
- 休業日
- 無休(12月29日~翌1月1日休)
- 料金
- 入館料=大人660円、小・中学・高校生330円/抹茶=1100円/(障がい者手帳持参で割引あり)
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【筆者】まっぷるマガジン編集部
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