更新日: 2024年2月21日
【馬籠】江戸情緒あふれる宿場町をレトロさんぽ♪
五街道のひとつで江戸と京を結ぶ、かつて多くの大名や旅人に利用された中山道43番目の宿場町馬籠。山の斜面を登る石畳の坂道には、格子造りの民家や宿など、趣あふれる建物が軒を連ねる。また作家の島崎藤村の生誕地としても知られ、馬籠を舞台にした彼の作品には、実際に暮らしていた人々が登場するものも。文豪ゆかりの町をしっとりと散策し、歴史と文学の世界に想いを馳せよう。
島崎藤村とは・・・
1872(明治5)年に馬籠で誕生した作家(本名:島崎春樹)。彼の小説『夜明け前』や『嵐』、童話『ふるさと』などは馬籠が舞台となっており、当時を生きた人々が多く登場する。馬籠の路程には、藤村をはじめ多数の文学碑が点在している。
藤村記念館
島崎藤村の作品と生涯をたどるミュージアム
島崎藤村の生家跡に建つ記念館で、作品原稿や遺愛品などを展示。藤村が少年時代に使用した隠居所は、岐阜県史跡に指定されている。【見る】
Point!
作品原稿など、藤村にまつわるコレクションを実際に見ることができます。
藤村記念館
- 住所
- 岐阜県中津川市馬籠4256-1
- 交通
- JR中央本線中津川駅から北恵那バス馬籠行きで30分、終点下車、徒歩7分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:45(閉館17:00)、12~翌3月は~15:45(閉館16:00)
- 休業日
- 無休、12~翌2月は水曜
- 料金
- 入館料=大人500円、学生400円、小・中学生100円/(障がい者手帳持参で割引あり、団体割引あり)
大黒屋茶房
小説でも描かれた栗こわめしを堪能
じっくりと炊き込んだ名物の栗こわめしは、艶やかでホクホクの食感が持ち味。藤村の初恋の人だといわれる、おゆふさんの生家でもある。【食べる】
Point!
ホクホクの栗とおこわのバランスが最高
大黒屋茶房
- 住所
- 岐阜県中津川市馬籠4255-1
- 交通
- JR中央本線中津川駅から北恵那バス馬籠行きで30分、終点下車、徒歩7分
- 営業期間
- 3月中旬~12月上旬(併設のギャラリーショップは通年)
- 営業時間
- 9:00~16:00(閉店16:30)
- 休業日
- 期間中無休、併設のギャラリーショップは原則無休
- 料金
- 栗こわめし定食(3種類)=1500円・1700円・2000円/ざるそば=800円/栗ぜんざい=800円/わらびもちと抹茶のセット=700円/
馬籠脇本陣史料館
脇本陣上段の間を復元
身分の高い役人の宿泊や休憩に使われた脇本陣、蜂谷家の跡地。当時の暮らしが再現され、木曽路の文化や制度が紹介されている。【見る】
Point!
宿場町としてにぎわった往時の文化に触れることができる
馬籠脇本陣史料館
- 住所
- 岐阜県中津川市馬籠4253-1
- 交通
- JR中央本線中津川駅から北恵那バス馬籠行きで30分、終点下車、徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:00(時期により異なる、1・2月は要予約)
- 休業日
- 不定休
- 料金
- 入館料=大人300円、学生100円/(障がい者100円、団体30人以上2割引)
清水屋資料館
島崎藤村の直筆原稿や書簡を展示
島崎家と親交の深い清水屋(原家)の家を利用した資料館。原家8代目の原一平は、小説『嵐』に登場する森さんのモデルとなった人物だ。【見る】
Point!
藤村ゆかりの掛け軸や書簡を見ることができます!
清水屋資料館
- 住所
- 岐阜県中津川市馬籠4284
- 交通
- JR中央本線中津川駅から北恵那バス馬籠行きで30分、終点下車、徒歩4分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:00、12~翌3月は9:30~16:30
- 休業日
- 不定休(予約があれば開館)
- 料金
- 大人300円、小・中学生100円
永昌寺
島崎家が代々眠る菩薩寺
1558(永禄元)年に建立された臨済宗の古刹で、小説『夜明け前』には万福寺という名で登場。寺の裏手には『母を葬るのうた』の詩碑もある。【見る】
Point!
藤村をはじめ、妻冬子、長男楠雄(くすお)、藤村の父らの墓標も並んでいますよ。
茶房 四方木屋
散歩途中に和スイーツでほっと一息
藤村が息子のために移築した家を利用した茶房。和菓子とお茶のセットがそろう。手すき和紙の織染などオリジナルの民芸品も販売。【カフェ】
茶房 四方木屋
- 住所
- 岐阜県中津川市馬籠4257-1
- 交通
- JR中央本線中津川駅から北恵那バス馬籠行きで30分、終点下車、徒歩7分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 11:00~16:00(L.O.)
- 休業日
- 不定休、1~2月は要問合せ
- 料金
- 栗ようかん抹茶セット=890円/うちわ=950円/
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【筆者】まっぷるマガジン編集部
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