更新日: 2024年11月18日
東福寺と周辺の紅葉おすすめ社寺7選 紅葉めぐりモデルコースもご紹介♪
全国トップクラスの紅葉の名所が点在する京都・東福寺周辺エリア。
東福寺や塔頭の光明院、泉涌寺などの紅葉名所を厳選してご紹介します。
大人気のこちらのエリアは、混雑を避けるために、東福寺は秋は8時半に開門するその直後に訪れるとよいでしょう。
泉涌寺、今熊野観音寺、養源院をたどり、イチョウの名所、東西本願寺へも足を延ばしてみましょう。
紅葉名所を効率よくめぐるモデルコースもばっちりご紹介♪
目次
東福寺周辺エリアへのアクセス
京都駅→JR奈良線(約2分・150円)→東福寺駅
祇園四条駅→京阪本線(約5分・170円)→東福寺駅
東福寺周辺散策のおすすめモデルコース
東福寺はJRと京阪2つの駅があることからアクセス抜群で、紅葉狩りのスタートに最適。東福寺そのものも魅力的だが、光明院、天得院といった塔頭もそれぞれ素晴らしいので時間を作って訪れてみよう。泉涌寺へはゆるやかな坂を上るので、体力を温存しておこう。
歩く距離:約5㎞、所要時間:約6時間
【START】
東福寺駅
↓ 徒歩10分
東福寺
↓ 徒歩10分
光明院
↓ 徒歩25分
泉涌寺
↓ 徒歩6分
今熊野観音寺
↓ 徒歩12分
泉涌寺道バス停
【GOAL】
京都駅へは、市バス208系統で約15分、230円
東福寺周辺の紅葉おすすめスポット 通天橋から屈指の絶景を臨む「東福寺」
圧巻の紅葉を見下ろす天の通い路「通天橋」
慧日山東福寺と号する臨済宗東福寺派の大本山の禅宗寺院。鎌倉初期に九條家の氏寺として創建。奈良の東大寺と興福寺にちなみ「東福寺」と名付けられ、室町期には京都五山のひとつとして栄えた。禅宗最古の三門をはじめ、本堂、方丈、禅堂、東司など大伽藍が建ち並ぶ境内は壮観。方丈を取り囲む「八相の庭」は昭和を代表する作庭家・重森三玲が手がけたもので、現代の名庭といわれる。境内の渓谷に架かる通天橋一帯は、屈指の紅葉スポット。
keyword
#重森三玲 #通天橋 #本坊庭園 #京都五山
【見学のツボ】
臥雲橋や通天橋からの景色が圧倒的な人気だが、2000本ものカエデで埋め尽くされる「洗玉澗(せんぎょくかん)」に下りてそぞろ歩くこともできる。
【2024秋情報】
紅葉の見ごろ:11月中旬〜下旬、混雑度:★★★★★
東福寺の見どころ紹介
通天橋
洗玉澗(せんぎょくかん)と呼ばれる渓谷に架かる木造の橋廊秋には屈指の紅葉が楽しめる
三門
中世の禅宗建築を伝える最大級の門
室町時代の建立。禅宗様、和様、大仏様の建築様式を取り入れ、禅宗寺院としては最古
北庭(本坊庭園)
永遠にモダンなカリスマ庭師の傑作
八相の庭のひとつで苔と敷石が市松模様をつくる。昭和の名作庭家・重森三玲(みれい)が手がけた庭園で、方丈の東西南北に風情の異なる4つの庭がある
東福寺
- 住所
- 京都府京都市東山区本町15丁目778
- 交通
- JR奈良線東福寺駅から徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:00(閉門16:30)、11~12月上旬は8:30~、12月上旬~翌3月は~15:30(閉門16:00)
- 休業日
- 不定休
- 料金
- 東福寺本坊庭園=大人500円、小・中学生300円/通天橋・開山堂=大人600円、小・中学生300円/本坊・通天橋共通券=大人1000円、小・中学生500円/通天橋・開山堂(11月上旬~12月上旬)=大人1000円、小・中学生300円/(11月上旬~12月上旬は共通券取扱いなし、障がい者手帳持参で本人と同伴者1名無料)
東福寺周辺の紅葉おすすめスポット 東福寺の塔頭
四季折々に趣ある姿を見せる庭園が見事な「光明院」
明徳2(1391)年に創建。方丈前の庭園は波心庭と呼ばれ、重森三玲が手がけた。立石と白砂の中に緑豊かな苔の州浜が広がり、その奥に紅葉が彩る端正な庭園を観賞することができる。
風趣が異なる3つの庭園を紅葉が覆う「龍吟庵」
東福寺の塔頭のひとつ。重森三玲が作庭した「龍吟庭」は方丈を東西南に囲む3つの庭からなる。静と動の対比が際立つ3つの庭からは、三玲の晩年の挑戦がひしひしと感じられる。
龍吟庵
- 住所
- 京都府京都市東山区本町15丁目778
- 交通
- JR奈良線東福寺駅から徒歩12分
- 営業期間
- 3月14~16日、11月1日~12月上旬
- 営業時間
- 9:00~16:00(閉門16:30)
- 休業日
- 期間中無休
- 料金
- 拝観料=500円/(障がい者手帳を持参で本人と同伴者1名まで無料)
杉苔に覆われた美しい枯山水の庭「天得院」
東福寺非公開塔頭のひとつ。年に2度、桔梗と紅葉の季節に公開される。枯山水の紅葉や、夕暮れからはライトアップも楽しめる。
天得院
- 住所
- 京都府京都市東山区本町15丁目802東福寺山内
- 交通
- JR奈良線東福寺駅から徒歩8分
- 営業期間
- 6月25日~7月10日
- 営業時間
- 10:00~16:00(閉門16:30)
- 休業日
- 期間中無休
- 料金
- 大学生以上500円、中・高校生300円、小学生以下無料
東福寺周辺の紅葉おすすめスポット 皇室の菩提寺を紅葉が染める「泉涌寺」
皇室の菩提寺を鮮やかなカエデが染める
月輪大師が建物を造営した際に清泉が涌いたことから寺名を泉涌寺とした。以来、皇室の菩提所としてあがめられた。観音堂の楊貴妃観音は、美人祈願で女性に人気があり、参拝客が後を絶たない。
keyword
#御寺 #美人祈願
【見学のツボ】
紅葉といえば御座所庭園だが、妖艶な美しさで見る者の心を捉える楊貴妃観音像や、運慶作と伝わる三尊像が鎮座する仏殿など紅葉以外にも見どころが充実している。
【2024秋情報】
紅葉の見ごろ:11月中旬〜下旬、混雑度:★★☆☆☆
泉涌寺の見どころ紹介
御座所庭園
紅だけでなく黄色、オレンジとさまざまな彩りの紅葉が楽しめる庭園
総本山 御寺 泉涌寺
- 住所
- 京都府京都市東山区泉涌寺山内町27
- 交通
- JR京都駅から市バス208系統東福寺・九条車庫前行きで15分、泉涌寺道下車、徒歩7分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:30(閉門)、12~翌2月は~16:00(閉門)
- 休業日
- 無休、宝物館「心照殿」は第4月曜
- 料金
- 見学料(宝物館を含む)=500円(御殿は別途300円)/美人祈願お守り=500円/楊貴妃観音お守り=500円/(障がい者手帳持参で2級以上の本人と介護者1名無料、御座所、庭園など特別拝観は300円)
東福寺周辺の紅葉おすすめスポット ボケ封じの観音様「今熊野観音寺」
静けさのなかで美しく照り映える深い紅色
空海が嵯峨天皇の勅願により、十一面観音菩薩像を安置したことに始まる。西国三十三所めぐりや、頭痛平癒の観音としても信仰を集め、平安様式の多宝塔や大師堂など見どころも多く、紅葉の季節はにぎわう。
keyword
#ボケ封じ #頭痛平癒
【2024秋情報】
紅葉の見ごろ:11月中旬〜12月上旬、混雑度:★★☆☆☆
今熊野観音寺
- 住所
- 京都府京都市東山区泉涌寺山内町32
- 交通
- JR京都駅から市バス208系統東福寺・九条車庫前行きで15分、泉涌寺道下車、徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:00~17:00(閉門)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 無料
東福寺周辺の紅葉おすすめスポット 色紙の窓からの眺めが人気「雲龍院」
窓を通じてのぞく紅葉はまるで芸術のよう
泉涌寺内にある真言宗泉涌寺の別院瑠璃山と号し、本尊を薬師如来とする。台所には「走り大黒天」と呼ばれるユニークな大黒様が安置されている。紅葉の季節はとくに美しい。
keyword
#走り大黒天 #色紙の窓
【見学のツボ】
紅葉の美しい6日間限定のライトアップ拝観は、昼夜の入れ替えがない。昼と夜、両方の景色を楽しむことができる。
【2024秋情報】
紅葉の見ごろ: 11月中旬〜下旬、混雑度:★★☆☆☆
ライトアップ情報
期間:11月18日~23日
料金:400円
時間:日没~20:30(閉門は21:00)
雲龍院の見どころ紹介
蓮華の間
「色紙の窓」に切り取られた灯籠や紅葉が情緒を感じさせる
書院
悟りの窓と迷いの窓がある書院から紅葉を眺める
☆こちらの記事も要チェック
【京都おすすめ紅葉スポット】
例年の見頃時期やイベント、ライトアップなど情報満載
雲龍院
- 住所
- 京都府京都市東山区泉涌寺山内町36
- 交通
- JR京都駅から市バス208系統東福寺・九条車庫前行きで15分、泉涌寺道下車、徒歩15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:30(閉門17:00)
- 休業日
- 不定休
- 料金
- 志納=中学生以上400円/写経体験料=1500円/(障がい者手帳持参で拝観料無料)
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【筆者】らくたび
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