更新日: 2023年3月6日
高野山みどころ【奥之院】神秘的な雰囲気漂う霊域!
今もなお、救いの手を差し伸べていると信じられる弘法大師の御廟がある奥之院は、弘法大師信仰の最大の聖地。
一の橋から御廟へと続く参道には、20万基を超える墓碑や供養塔、慰霊碑が並び、人々の願いがここにこめられています。
また、御廟橋を渡ると御廟のある霊域となるため、服装を正し、礼拝してから渡りましょう。
御廟橋から先の写真撮影は禁止なので注意が必要です。
目次
高野山・奥之院モデルコース
拝観前にチェック!
☑ 弘法大師信仰の中心聖地
☑ 一の橋から御廟までは約2km
☑ 歴史上の有名人物の墓碑が並ぶ参道も注目
モデルコース(所要時間:約2時間)
① 一の橋
⇩
② 奥之院参道
⇩
③ 中の橋
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④ 汗かき地蔵尊
⇩ ・化粧地蔵 ・仲良し地蔵
⑤ 水向地蔵
⇩
⑥ 御廟橋
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⑦ 燈籠堂
モデルコースを動画でご紹介
高野山奥之院 弘法大師御廟
- 住所
- 和歌山県伊都郡高野町高野山奥之院
- 交通
- 南海高野線極楽橋駅から高野山ケーブルで5分、高野山駅で南海りんかんバス奥の院前行きに乗り換えて25分、終点下車、徒歩15分(一の橋から参拝の場合、奥之院口前にて下車、徒歩40分)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:30~16:30
- 休業日
- 無休
- 料金
- 無料
【高野山・奥之院参拝スポット①】正式な参拝はここから「一の橋」
正式な参拝はここから
奥之院の入り口となる橋で、大渡橋または大橋ともいわれる。参詣する人をここまで弘法大師が送り迎えすると伝わり、一礼してから渡る。一の橋口バス停もしくは奥の院口バス停が便利。
【高野山・奥之院参拝スポット②】樹齢数百年の杉木立「奥之院参道」
樹齢数百年の杉木立の中に20万基の墓碑が並ぶ
正式には一の橋から参拝するのがよい。参道沿いには墓碑以外にも、お地蔵さまや弘法大師が休憩したという腰かけ石、句碑や文学碑などもあるので、じっくり見ながら歩きたい。
【高野山・奥之院参拝スポット】参道に並ぶ墓碑に注目!
豊臣家墓所
金剛峯寺とはゆかりがある豊臣家。金剛峯寺の前身となった青巖寺は、豊臣秀吉が母を供養のために建てたとされる。
上杉謙信霊屋
江戸時代初期建立とされた上杉謙信・景勝の霊廟で重要文化財。謙信の名は高野山を訪れたときに与えられた法名といわれる。
織田信長墓所
戦国の覇者である織田信長の墓碑は意外に小さい。そばには寄り添うように筒井順慶の墓所もある。
石田三成墓所
豊臣家の家臣として知られる石田三成の供養塔は、約400年前に建立された苔むせる五輪塔である。
崇源院供養塔
徳川幕府2代将軍秀忠の正室(江姫)の供養塔は高さ6mの堂々としたもの。三男の駿府城主徳川忠長の建立。
こんな供養塔も!
UCCといえばやはりコーヒー。案外景色になじんでいる
おなじみの福助人形とロゴで一目でわかる
【高野山・奥之院参拝スポット③】平安期にはこの川で身を清めて参拝していた「中の橋」
平安期にはこの川で身を清めて参拝していた
一の橋と御廟橋の中間点にあることから中の橋と呼ばれている。正式名称は「手水橋」といい、平安時代にはこの川で身を清めていた。橋の下を流れる川は金の河といい、金は死の隠語とされ、三途の川を表している。
【高野山・奥之院参拝スポット④】人々の苦しみをお地蔵さまが身代りに「汗かき地蔵尊」
人々の苦しみをお地蔵さまが身代りに
中の橋を渡ってすぐの場所にある地蔵堂に祀られている。人々の苦しみを身代わりとなって一身に受けているので、いつも汗をかいているという。
【高野山・奥之院参拝スポット⑤】水を手向けて先祖の冥福を祈る「水向地蔵」
水を手向けて先祖の冥福を祈る
玉川を背にして、地蔵菩薩や不動明王、観音菩薩の金仏が並んでいる。水向塔婆を納め、水を手向けてお参りすると、先祖の供養になるとされる。
【高野山・奥之院参拝スポット⑥】この橋を渡ると御廟のある霊域へ「御廟橋」
この橋を渡ると御廟のある霊域へ
橋の奥は御廟のある聖地の中の聖地。服装をただし礼拝してから渡ろう。36枚の橋板と橋全体を1枚として37枚とし、金剛界37尊を表しているとされる。この先の写真撮影は禁止されているのでカメラもしまっておこう。
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