目次
壇上伽藍の見どころ解説 ⑦ 三鈷の松
3葉の松を探してお守りに!
空海が唐から帰国する際に、明州の浜から「密教有縁の地」を求めて三鈷杵を投げた。その三鈷杵が高野山の松にひっかかっていたことから、高野山を開いたとされる。その三鈷杵と同じ三葉の松であることから、参拝者が縁起物として持ち帰るようになった。
壇上伽藍の見どころ解説 ⑧ 根本大塔
朱塗りの美しい根本大塔は真言密教のシンボル
弘法大師と真然大徳の2代を費やして弘仁7(816)年から仁和3(887)年ごろに完成したと伝わる。本尊の胎蔵界大日如来の周りを金剛界四仏が取り囲み、16本の柱には堂本印象による十六大菩薩が描かれ、堂内が曼荼羅そのものの構成になっている。
内部拝観可能!
真言密教の教えを図解した曼荼羅を立体的に表現。中央の大日如来を中心に金剛界四仏を配置、16本の柱には大菩薩像が描かれている。ぐるりと一周し、荘厳な立体曼荼羅の世界を体感しよう。
拝観時間: 8:30~17:00
拝観料:500円
壇上伽藍の見どころ解説 ⑨ 不動堂
曲線が美しい縋破風の屋根
一心院谷から移築されたもの。お堂の四隅の形がすべて違うのは、四人の工匠が随意に造ったからという説もある。本尊の不動明王と運慶作の八大童子は、高野山霊宝館に収められている。
壇上伽藍の見どころ解説 ⑩ 東塔
不動明王、降三世明王の2尊を祀る
大治2(1127)年に白河院の発願によって建立されたが、天保14(1843)年に焼失。長らく再建されることはなかったが、昭和59(1984)年、140年ぶりに再建された。
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