更新日: 2024年2月24日
萩 明倫学舎 藩校跡に建つ日本最大級の木造校舎を解説
かつて萩藩の志士が通った藩校明倫館。
2014年まで小学校として実際に使用されていましたが、
現在は萩の観光起点としてさまざまな情報を発信しています。
本館、2号館、旧萩藩校明倫館の3つの見どころを詳しく解説!
萩藩校明倫館とは
毛利家家臣の子弟教育のため享保3(1718)年に創立。嘉永2(1849)年に現在地に移転しました。幕末における萩藩の活躍に大きく貢献した場所でもあります。
主な見どころ
本館
明倫小学校の創立から現在までの歴史を紹介している。
2号館
世界遺産をはじめ、萩から始まった産業革命を解説。
旧萩藩校明倫館
建てられた当時の施設が残っており、間近で見学できる。
萩・明倫学舎
- 住所
- 山口県萩市江向602
- 交通
- JR山陰本線東萩駅からタクシーで10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:00(閉館)、カフェ・レストランは~20:30(閉店21:00)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 入館料(本館)=無料/入館料(分館)=大人300円、高校生200円、小・中学生100円/
萩・明倫学舎 本館
萩の観光はここから!
萩の歴史や文化など、さまざまやジャンルの情報を提供する観光の拠点。飲食スペースや夏みかんなどのみやげもそろっています。
天井裏見学室
国の登録有形文化財である本館の特徴的な建築構造を見ることができます。複雑な木組みの天井は芸術品のよう。
ジオパークビジターセンター
実は火山に育まれた萩の成り立ちを太古に遡り紹介。須佐にあるホルンフェルスなども解説しています。
復元教室
かつて小学校として使用されていた教室を復元している。木造校舎ならではのぬくもりで懐かしい教室になっています。
萩まちじゅう博物館 観光インフォメーションセンター
萩の市内観光に出かける前に立ち寄りたい場所。季節に応じた見どころを案内してくれ、明倫学舎内のガイドも行なう。
萩・明倫学舎 2号館
幕末の歴史や科学技術史の資料を展示
世界遺産「明治日本の産業革命遺産」を構成する、萩にある5つの資産を詳しく紹介。幕末の貴重な資料を展示したミュージアムもあります。
世界遺産ビジターセンター
8県11市にわたる23の資産をひとつの集合体として見ることにより、世界遺産に登録された日本近代化の軌跡。近代化の原点である萩の資産を、映像やパネルで分かりやすく楽しく学ぶことができます。
幕末ミュージアム
日本有数の収集家である下関市在住の小川忠文氏より、萩市に寄贈された幕末維新期の歴史・科学技術資料を展示。鉄砲類や武具類、日本で最初に作られた星図などが見られます。
萩・明倫学舎 旧萩藩校明倫館
吉田松陰も教鞭をとった歴史ある藩校
約5万㎡もの敷地内に学舎や武芸修練場、練兵場があり、吉田松陰や楫取素彦も指導をした。現在、6つの遺構を見学できます。
有備館
旧明倫館の剣術場と槍術場を移して拡張したもので、木造平屋建て。藩士の練武のほか、他国の剣槍術の修行者との試合場でもあった。坂本龍馬も来萩し、試合をしたといわれています。
観徳門
孔子を祀った聖廟の前門。当時は南門と聖廟の中間に位置し、石柵内への入り口になっていました。昭和57(1982)年に現在の場所に移築。
明倫館碑
左の碑は元文6(1741)年、6代藩主毛利宗広が創立の由来を伝えるために建てられました。右の碑は嘉永2(1849)年に13代藩主毛利敬親により開校記念として建てられたものです。
旧萩藩校明倫館
- 住所
- 山口県萩市江向602
- 交通
- JR山陰本線萩駅からまぁーるバス西回りで29分、萩・明倫センター下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 見学自由、有備館は9:00~17:00(閉館)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 情報なし
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【筆者】まっぷるマガジン編集部
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