更新日: 2024年5月30日
【こんぴらさん】四国随一のパワスポへ幸せ参り!
「こんぴらさん」の愛称で親しまれる金刀比羅宮は、江戸時代に人々から「一生に一度はお参りしたい」といわれてきた憧れの場所。広い境内は見どころがたくさんあるので、たっぷりと時間をかけて参拝しよう。
金刀比羅宮
階段を上って参拝する讃岐の大社
標高521mの象頭山(ぞうずさん)の中腹に鎮座し、全国から訪れる多くの参拝者でにぎわう神社。参道から奥社の厳魂神社までは長い石段が続き、道中には旧跡や文化財も多数。天保美術を結集した旭社は、鳥獣や花草などの彫刻が施され、重要文化財に指定されている。
金刀比羅宮
- 住所
- 香川県仲多度郡琴平町892-1
- 交通
- JR土讃線琴平駅から徒歩10分(表参道石段上り口まで)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 境内立入可能時間6:00~18:00、御札授与所等9:00~16:00
- 休業日
- 無休
- 料金
- 幸福の黄色い御守(ミニこんぴら狗とのセット)=1500円/笑顔元気くん朱印帳(朱印料込)=1500円/博物館施設入館料(表書院、宝物館、高橋由一館)=大人800円、中人(大学生、高校生)400円、中学生以下無料/
【お助けアクセス】こんぴら参拝登山シャトルしあわせ号
JR琴平駅などから大門(石段365段)まで送迎してくれる参拝登山バス。予約制。
知っておきたいこんぴらさんのキホン知識
【キホンその一】年間400万人以上が訪れる超パワスポです
江戸時代中期、遠方に旅ができなかった庶民にとって、金刀比羅宮は「一生に一度は…」といわれた憧れの場所。現在は年間を通して400万人以上の参拝者が訪れにぎわっている。
【キホンその二】いろいろなご利益があります
御祭神は大物主神(おおものぬしのかみ)と崇徳天皇(すとくてんのう)で、古くから海上安全、五穀豊穣、医療、技芸の上達などの幅広いご利益があるといわれる。
【キホンその三】1368段もの石段を上り下りします
名物となっている参道の長い石段は、御本宮まで785段あり、最も上の厳魂神社までは1368段ある。途中では、カフェや見どころに寄り道したり、絶景を眺めたり、といった楽しみもある。
【キホンその四】狗(いぬ)と深いゆかりがあります
その昔、道中の費用や初穂料を飼い犬の首に巻き、代参させる風習があった。境内にはこんぴら狗の銅像やマスキングテープ型のおみくじがあるので要チェック。
【キホンその五】境内にはアートスポットが並んでいます
広い境内には社殿のほかに、重要文化財を所蔵するアートスポットが点在。御本宮へ参拝したあとに立ち寄って、ゆっくりと鑑賞するのがおすすめ。
宝物館 370段目
十一面観音像の優美な姿にうっとり
県内産の花崗岩を使った建物は2階建て、唐破風造りの銅葺き。館内には十一面観音立像をはじめ、鎧や能面、書画などの貴重な歴史資料を展示する。
宝物館
- 住所
- 香川県仲多度郡琴平町892-1金刀比羅宮内
- 交通
- JR土讃線琴平駅から徒歩10分(石段上り口)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:30~16:30(閉館17:00)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 入館料=大人800円、高・大学生400円、中学生以下無料/
高橋由一館 431段目
日本洋画を開拓した高橋由一の作品が集合
日本近代洋画の祖、高橋由一の油絵27点を常設展示する施設。由一は明治11(1878)年より自身の作品を金刀比羅宮に奉納しており、縁が深い。
高橋由一館
- 住所
- 香川県仲多度郡琴平町892-1金刀比羅宮内
- 交通
- JR土讃線琴平駅から徒歩10分(石段上り口)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:30~16:30(閉館17:00)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 大人800円、高・大学生400円、中学生以下無料
表書院 477段目
円山応挙(まるやまおうきょ)らの貴重な作品を多数所蔵
万治元(1658)年から万治3(1660)年の建築。建物の内部は公開され、円山応挙の障壁画や、邨田丹陵(むらたたんりょう)の障壁画を鑑賞できる。
表書院
- 住所
- 香川県仲多度郡琴平町892-1金刀比羅宮内
- 交通
- JR土讃線琴平駅から徒歩10分(石段上り口まで)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:30(閉館17:00)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 入館料=大人800円、高・大学生400円、中学生以下無料/
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【筆者】エディターズ
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岡山と沖縄にオフィスを構える、キャリア約30年の編集プロダクションです。旅行情報やタウン情報を中心に約1万件を超える取材や執筆の実績があります。旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」や「ことりっぷ」で岡山・四国・沖縄エリアの編集を担当しています。
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