更新日: 2024年2月11日
【富山】高岡クラフトを体験して作ってみよう!
鋳物産業で栄えたまち・高岡。
歴史を感じる町並みのなかにメーカーや工房が点在し、製作現場の見学や職人自らが指導するクラフト体験もできます。
旅の思い出に、大切な人へのおみやげに、世界でひとつの「高岡クラフト」を作ってみませんか。
目次
【富山】高岡クラフトについて知ろう
高岡クラフトって?
高岡城主だった加賀前田家二代当主・利長が鋳物や漆器などの“ものづくり”を奨励したとされている。その技は約400年ものあいだ職人たちによって受け継がれ、現在でも暮らしを豊かに彩る、質の高い“高岡クラフト”として生き続けている。
【富山×高岡クラフト】おしゃれな社屋で1日楽しめる「能作」
国内外問わず、高い評価を受けている鋳物メーカー。社屋は産業観光施設として誰でも楽しめる空間になっている。
NOUSAKU LAB
世界で一つの作品が完成!
錫(すず)のトレーづくりに挑戦。生型鋳造法と呼ばれる高岡銅器の伝統技法で、上型、下型をそれぞれ作り、合わせた型に溶かした錫を流し入れる。丁寧に教えてもらえるから安心だ。
錫のトレー作りに挑戦!
①トレーの原型を入れ、網を使って砂を入れる。
②砂を押し固め、金属を流す湯口を整える。
③上下の2つの型ができたら、両方を合わせて錫を流し込む。
④ヤスリで磨き、刻印を打ったら完成! 大満足の仕上がり。
<体験MENUいろいろ>
●ぐい呑 4000円
●箸置き2個 2500円
●小皿 2500円…など
FACTORY TOUR
職人が汗する現場へ行こう
能作では、実際に鋳物づくりの現場を見学して、普段目にすることのない職人の技と心を体感できるのが大きな特長だ。タイミングが合えば、1200度に溶けた真鍮を鋳型に流し込む「鋳込み」の瞬間を見ることができる。溶けた真鍮の炎も見どころ。
TOYAMA DOORS
富山観光を楽しく紹介♪
富山の見どころを紹介するプロジェクションマッピングや、能作の社員たちがおすすめする観光スポット、宿、飲食店などを紹介するカードがあり、富山の旅の参考にしたい。
ここもCheck
IMONO KITCHEN
能作の器に盛りつけた、野菜たっぷりのカレーやピザ、ベーグルなどのセットメニューや、能作の「の」の形のベーグル、チーズケーキも人気。
電話番号:0766-63-0050
営業時間:10:00〜17:30(L.O.)
休業日:無休
↑KAGO – スクエアをイメージした「能サクッ!アップルパイ」(1500円)は数人でシェアしたいサイズ。14時から1日10個限定で販売
FACTORY SHOP
能作本社だけで販売している限定品が多数。県内の老舗和菓子店とコラボしたお菓子、職人と色違いのオリジナルTシャツも。ぐい呑やKAGOシリーズも人気だ。
電話番号:0766-63-0002
営業時間:10:00〜18:00
休業日:無休
能作
- 住所
- 富山県高岡市オフィスパーク8-1
- 交通
- JR北陸新幹線新高岡駅から世界遺産バス白川郷行きで13分、能作前下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~18:00、工場見学・製作体験は要予約
- 休業日
- 無休
- 料金
- 錫の製作体験=3000円(小皿)、4000円(ぐい呑)、4000円(小鉢)/
【富山×高岡クラフト】自由自在! 自分だけのアクセサリー「大寺幸八郎商店ギャラリーおおてら」
創業は万延元(1860)年、鋳物造りの老舗。店主の大寺雅子さん、6代目康太さんとの会話を楽しみながらの体験は、時間があっという間に過ぎてしまう。
錫の特製を生かしたアクセサリー作り
体験料:2000円
製作時間:20分〜30分
①錫の鋳物を選ぶ
アクセサリーの元となる鋳物をチョイス。小さめでも大丈夫。
②鋳物をつぶす
つくりたい形をイメージしながら薄く広くつぶし、のばす。
③模様や文字を刻印
好きな文字や模様を金槌で刻印。錫は簡単に形を変えられるので、オリジナル感もアップ。
刻印できる模様や文字もたくさん
④完成!
最後に形を整えたら完成!ネックレスやイヤリング、ピアスにして身につけよう。
大寺幸八郎商店 ギャラリーおおてら
- 住所
- 富山県高岡市金屋町6-9
- 交通
- あいの風とやま鉄道高岡駅から加越能バス佐加野方面行きまたは石動・福岡方面行きで10分、金屋下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~17:00(閉店)
- 休業日
- 火曜(年末年始休)
- 料金
- 錫の特性を生かしたアクセサリー作り体験(20~30分)=2200円/
【富山×高岡クラフト】職人さんが直接指導!「鋳物工房 利三郎」
明治初期から続く鋳物工房。高岡銅器伝統工芸士である、5代目利三郎・神初祐二さんが指導する贅沢なものづくり体験だ。
風鈴・文鎮・小皿・箸置・ぐい呑みなどを作る鋳物体験
体験料:3300円~
製作時間:約1時間
①砂型に彫る
好きな絵や文字を砂型に書き写し、釘で彫る。
②錫を溶かす
型が決まった後は錫を溶かす作業へ。炎には要注意。
③型に入れる
溶けた錫を砂型に流し込む。
④完成!
オリジナルのペーパーウェイトのできあがり。
鋳物工房 利三郎(見学)
- 住所
- 富山県高岡市金屋町8-11
- 交通
- あいの風とやま鉄道高岡駅から加越能バス佐加野方面行きまたは石動・福岡方面行きで10分、金屋下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~18:00(閉店)
- 休業日
- 第4日曜(12月30日~翌1月4日休)
- 料金
- お香立て=3000円~/花瓶=9000円~/鋳物体験(約1時間、要予約、45名まで)=3500円(風鈴、文鎮、豆皿、ペーパーウエイト)、4800円(ぐい呑み)/
【富山×高岡クラフト】鋳物の本場・高岡で彩るオリジナル小物「武蔵川工房」
創業100年以上の高岡漆器・螺鈿細工の工房。貝の真珠層を削り、漆地や木地にはめる螺鈿の技術を持つ伝統工芸士が所属する。全国の螺鈿の9割のシェアを誇る高岡で、職人から直に教わる貴重な体験は逃せない。
螺鈿で作る小物やミラー、お皿などの普段使いアイテム(要予約)
体験料:4400円〜 ※別途送料
製作時間:2時間
①パーツをなぞる
貼りたい絵の上に貝を置き、鉛筆でなぞる。
②貝を切り取る
絵の上に貝をのせ、カッターで削る。細かなカーブはゆっくりと。
③接着剤を塗る
貝を貼るために接着剤となる「にかわ」をさっと塗る。
④完成!
にかわが乾く前に切り取ったパーツを貼る。職人が仕上げた後、数週間後に届く。
武蔵川工房
- 住所
- 富山県高岡市地子木町1-23
- 交通
- JR北陸新幹線高岡駅から加越能バスで11分、縄手中町下車、徒歩5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~15:00
- 休業日
- 土・日曜、祝日
- 料金
- 体験料(螺鈿で作る小物、ミラー、皿など、要予約、約2時間)=4600円~/(送料別)
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【筆者】まっぷるマガジン編集部
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