

更新日: 2024年2月14日
広島【平和記念公園】知っておきたい基本情報をチェック
原爆ドームや慰霊碑、モニュメントなど、世界平和を祈る多くの施設が点在する平和記念公園。平和な時代だからこそ、見ておきたい大切な場所を訪ねてみよう。
目次
平和記念公園
平和の時計塔
毎日、原爆投下時刻の午前8時15分にチャイムが鳴る。その音は「残したい“日本の音風景100選”」に選定。
原爆ドーム
原爆の悲惨さを伝える恒久平和のシンボルで、世界遺産にも登録。
世界遺産航路
平和記念公園と宮島を結ぶ定期船。元安桟橋から1日17便(冬期は運休便あり)。
原爆死没者慰霊碑(広島平和都市記念碑)
有名な平和の碑文が刻まれた原爆死没者のための鎮魂碑。
広島平和記念資料館
2017年4月に東館がリニューアル。核廃絶と平和の尊さを訴える施設。
レストハウス
被爆建物を改修した観光案内所。2019年度(予定)まで改修中のため休館中。
「原爆の子の像」の頂上には少女の像が立つ
世界中から折り鶴が届けられる
原爆死没者慰霊碑には花が手向けられる
元安橋の先に原爆ドームが見える
焦土の中でたくましく育った被爆アオギリが今も園内に立つ
被爆後いち早く咲いたキョウチクトウの花が、夏の園内を彩る
爆心地近くに整備された恒久平和を願う場
昭和20(1945)年8月6日、午前8時15分。人類初の原子爆弾が広島の街に投下された。被爆地近くの中島地区を整備し、6年の歳月をかけて昭和30(1955)年に誕生したのが平和記念公園だ。以来、恒久平和を願う場として、多くの人が祈りを捧げている。
オバマ前大統領はじめ、世界中から来園者が訪れる
2016年5月27日にはオバマ氏が原爆投下国の現職大統領として初めて被爆地・広島を訪問し、大きな話題を呼んだ。さらにトリップアドバイザー「外国人に人気の観光スポットランキング2017」で第3位になるなど、世界中からも注目を集めている。
12・2haの敷地に平和を願う約60のスポットが集まる
12・2haもの広大な園内には、モニュメントや資料館など平和を願う多くのスポットが集まる。
広島平和記念資料館と原爆ドームは必見!
数多くのスポットのなかでも、広島平和記念資料館と原爆ドームは必ず見ておきたい場所。時間をとってぜひ見学を。
花と緑に包まれた市民の憩いの場
平和記念公園は、旧太田川(本川)と元安川の三角州に広がる水辺の公園。木々や花々に彩られ、園内にはベンチもある。春は桜、初夏は新緑、秋は紅葉が楽しめ、憩いの場として市民に愛されている。
公園へのアクセス
広島タウンを走る路面電車「広電」でのアクセスがスムーズ。被爆後3日で運転を始めたと聞けば、感慨もひとしお。
【広電】
広島駅電停
↓ 広電 宮島口(または江波)行き16分・180円
原爆ドーム前電停
見学の目安は
合わせて約3時間はみておこう
原爆ドームやモニュメントを回るだけなら、所要は約1時間から1時間30分ほど。資料館は見ごたえがあるので、時間をとってゆっくり鑑賞したい。
平和記念公園
広島平和記念資料館
観光情報は仮設案内所で
観光案内を担っていたレストハウスは、現在改修工事のため休館中。2018年3月31日までは広島平和記念資料館の東館1階、2018年4月1日から工事終了(2019年度予定)までは原爆の子の像の西側の仮設施設にて観光情報を発信。そちらでパンフレットなどをもらおう。
ピースメッセージとうろう流し
8月6日のピースイベント
元安川などの広島市内の川に、約1万個のとうろうを流し、一般死没者の霊を鎮めるとともに、恒久平和を祈願する。
ピースメッセージとうろう流し
- 住所
- 広島県広島市中区元安川ほか
- 交通
- JR広島駅から広島電鉄広電宮島口行きで16分、原爆ドーム前下車、徒歩10分
- 営業期間
- 8月6日
- 営業時間
- 受付は6:00~20:30(色紙がなくなり次第終了)、流灯は18:00~21:00頃
- 休業日
- 情報なし
- 料金
- とうろう(1個)=600円/
平和記念式典
8月6日のピースイベント
原爆死没者の慰霊と世界の恒久平和を祈念する式典。原爆投下時刻の午前8時15分の黙祷のあと、「平和宣言」などが行なわれる。
平和記念式典
- 住所
- 広島県広島市中区中島町1平和記念公園
- 交通
- JR広島駅から広島電鉄広電宮島口行きで16分、原爆ドーム前下車、徒歩5分
- 営業期間
- 8月6日
- 営業時間
- 8:00~8:50
- 休業日
- 情報なし
- 料金
- 無料
平和記念公園
- 住所
- 広島県広島市中区中島町1、大手町1丁目10
- 交通
- JR広島駅から広島電鉄広電宮島口行きで16分、原爆ドーム前下車、徒歩5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 入園自由
- 休業日
- 無休
- 料金
- 情報なし
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【筆者】まっぷるマガジン編集部
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