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【名古屋城】華麗な本丸御殿の復元がついに完成! by fotolia - ©hallucion_7

まっぷるマガジン編集部

更新日: 2024年2月23日

【名古屋城】華麗な本丸御殿の復元がついに完成!

名古屋城

名古屋駅から電車+徒歩で16分
名古屋城の築城は1612(慶長17)年。大阪城の豊臣氏に対する備えとして、徳川家康によって築かれた。そして尾張藩の初代藩主・徳川義直の入城以降、御三家筆頭である尾張徳川家の居城として栄えた歴史を誇る。2018年6月には、10年にわたる本丸御殿の復元工事が遂に完了。次いで天守閣の木造復元工事が計画されており、5月7日以降は入場ができなくなる(天守閣以外は通常通り開園)。

名古屋城

2018年5月から木造復元事業スタート!
※5月7日から天守閣のみ 入場禁止になります

アクセス

[電車]
名古屋駅
⇩ 地下鉄東山線・約5分

⇩ 地下鉄名城線・約3分
市役所駅

[メーグル]
名古屋駅(8番のりば)
⇩ 約22分
名古屋城

名古屋城

住所
愛知県名古屋市中区本丸1-1
交通
地下鉄名古屋城駅から徒歩5分
営業期間
通年
営業時間
9:00~16:30(閉門17:00)、本丸御殿・西の丸御蔵城宝館は~16:00
休業日
無休(12月31日~翌1月1日休、城内催事による臨時休あり)
料金
入場料=大人500円、中学生以下無料/ガイド=無料/(名古屋市内在住の高齢者は本人確認書類等持参で100円、各種手帳・受給者証持参で無料)

名古屋城のキホン情報

1 徳川家康の命で築城!

城の破風や鬼瓦などに付けられた徳川家の家紋・三葉葵紋からもわかるとおり、名古屋城を築城したのは徳川家康。関ヶ原の戦で勝利した後、豊臣秀吉の子息・秀頼からの攻撃に備えるとともに、江戸に直結する東海道を防衛することが主な目的だったといわれている。

年表

慶長15(1610)年 名古屋城の普請を開始

慶長17(1612)年 天守閣が竣工

慶長20(1615)年 本丸御殿が完成

寛永10(1633)年 徳川家光の上洛に備え上洛殿などを増築

慶応3 (1867)年 大政奉還

明治3 (1870)年 名古屋城の取り壊しが発議される

明治12(1879)年 名古屋城の永久保存が決定

昭和5 (1930)年 建物24棟が(旧)国宝に指定

昭和6 (1931)年 名古屋城が一般公開

昭和20(1945)年 空襲で天守、本丸御殿が焼失

昭和34(1959)年 鉄骨鉄筋コンクリート造で天守を再建

平成21(2009)年 本丸御殿の復元工事着工

平成25(2013)年 復元本丸御殿の第1期公開開始

平成30(2018)年 本丸御殿復元工事完了

2 ついに完成!本丸御殿

初代藩主・徳川義直の住居かつ藩の政庁として建てられ、1930(昭和5)年には国宝にも指定された本丸御殿。しかし1945(昭和20)年の空襲で焼失してしまい、2009年から復元工事が続けられてきた。完成公開は6月8日から。ついに豪奢を極めた城郭建築の全貌が明らかになる!

2 ついに完成!本丸御殿
by fotolia - ©mtaira

3 天守閣の木造復元がスタート!

天守閣は、江戸城や大阪城を上回って史上最大の延べ床面積を誇っている。しかし現在の天守閣は、戦後に再建されたコンクリート製。老朽化や耐震性などの問題もあり、木造で復元されることが決まった。

4 うまいもの街金シャチ横丁オープン!

3月29日より、名古屋の”うまいもの”を集めた大型飲食施設・金シャチ横丁が登場。名古屋城観光にまた新たな楽しみが加わった!

金シャチ横丁

住所
愛知県名古屋市中区三の丸1丁目
交通
地下鉄名古屋城駅から徒歩8分(義直ゾーン)、徒歩すぐ(宗春ゾーン)
営業期間
通年
営業時間
10:30~22:30、義直ゾーンは~17:00(時期により異なる)
休業日
不定休、名古屋城の休みに準じる
料金
施設により異なる

5 春・秋のイベント

名古屋城では、毎年春と秋に盛大なイベントが開催される。3月下旬~5月初旬は春まつり、10月中旬~11月下旬は秋まつり。これらの期間を狙って訪れるのもおすすめ。

5 春・秋のイベント

春は約1000本の桜が城内に咲き誇る

6 名古屋おもてなし武将隊

名古屋にゆかりの六武将と四陣笠で結成された名古屋おもてなし武将隊®。地元の魅力を全国に発信するほか、名古屋城の観光案内などを毎日行なっている。なお、土・日曜、祝日は城内にて「おもてなし演武」を実施。殺陣や寸劇、華麗に舞う甲冑ダンスなどで来場者を沸かせている。

知っているとより楽しい♪名古屋城のマメ知識

1 お堀にいる愛らしい動物の正体は!?

天守閣の南側や西側の内堀を覗いてみると、のんびりと草をはむ鹿の姿が見られることも。一説によると、江戸時代にすでに鹿がいたという記録があるのだとか。

1 お堀にいる愛らしい動物の正体は!?

2 今も花を咲かせる江戸時代のツバキ

もともと本丸御殿の南の庭に生えていたというゴテンバツバキ。一度は1945(昭和20)年の空襲で焼けてしまうも、幹の下から吹いてきた芽を接ぎ木することで復活した。

2 今も花を咲かせる江戸時代のツバキ

3 石垣に残された暗号の謎

石垣を注意深く見ると、記号のようなものが刻まれた石がある。これらは石垣の工事を担当した当時の大名や家臣が、他の大名の石材と区別するためにつけたという目印だ。

3 石垣に残された暗号の謎

4 どうして菊花紋があるの?

西南隅櫓の屋根の瓦には徳川家の三葉葵紋だけではなく、天皇家の紋章である菊花紋が。これは1893(明治26)年から1930(昭和5)年まで、本丸付近が宮内省の管轄下に入っていたため。その間に暴風雨で崩壊した部分を宮内省が修復したのだとか。

4 どうして菊花紋があるの?

5 本丸御殿の襖絵に虎と豹が描かれているのはなぜ?

本丸御殿の玄関にある襖絵には、なぜか虎と豹が並んで描かれている。一説には、襖絵を描いた絵師たちが豹を虎の雌と勘違いしたのではないかともいわれている。

5 本丸御殿の襖絵に虎と豹が描かれているのはなぜ?

6 外堀でホタルが見られるって本当?

1975(昭和50)年に三之丸の外堀で発見された陸生のヒメボタル。その後も市民によって見守られ続けており、5月中旬~下旬の23時~深夜3時頃に幻想的な眺めが楽しめる。

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