トップ >  北海道 > 札幌・函館・旭川 > 函館・道南 > 函館・大沼 > 

函館【湯の川】歴史ロマンと港町風情漂う温泉郷♪

まっぷるマガジン編集部

更新日: 2024年2月25日

函館【湯の川】歴史ロマンと港町風情漂う温泉郷♪

【チョイ食べと湯めぐりを楽しむ】
湯の川温泉は、津軽海峡を望む海岸線と松倉川沿いに約30の温泉施設が建ち並ぶ北海道屈指の温泉郷。承応2(1653)年に開湯された歴史をもち、現在では年間約180万人が宿泊するほどの人気温泉地となった。旅館でくつろぐだけではなく、周辺には見どころやチョイ食べスポットが多数あるので、食べ歩きしながら散歩を楽しんでみよう。湯の川温泉の発祥の地といわれている湯倉神社やサルに出会える熱帯植物園のほか、とにかく熱いことで有名な温泉銭湯や歩き疲れた足を癒すのにピッタリな足湯など、散歩コースには楽しみがいっぱいだ。夏から晩秋にかけての夜には、沖合に揺れるイカ釣り漁船の漁火を見ることができ、宿によっては漁火を見ながら湯浴みが楽しめる。

出発前にcheck!散策のコツ!

1.日本一空港から近い温泉街。効率的な予定を組もう

2泊3日の旅行の場合、1泊目は函館市街地、2泊目は湯の川に泊まって、帰りはまっすぐ空港へ直行というスケジュールもおすすめ。

2.チョイ食べスポット多数。ぜひ立ち寄ろう

コーヒールームきくちのソフトクリーム、後藤精肉店のメンチカツ、銀月の串団子などチョイ食べしたいメニューを出すお店が建ち並んでいる。湯めぐりの合間に立ち寄ろう。

2.チョイ食べスポット多数。ぜひ立ち寄ろう
2.チョイ食べスポット多数。ぜひ立ち寄ろう

コーヒールームきくちのソフトクリームや銀月の串団子などが人気

3.日帰り温泉や銭湯に行くならタオル持参で

日帰り温泉や銭湯はタオル、バスタオルのレンタル料がかかるところが多いので、タオル持参だと安心。足湯に入るにもタオルを持って行こう。

4.湯の川温泉旅館協同組合のホームページもチェック

8月中旬に開催される「湯の川温泉花火大会」など温泉街情報が満載。バラエティ豊かな宿泊施設の情報を気軽に問い合わせてみよう。

定番スポットを効率よくまわる【モデルプラン】

所要3時間

13:00 【START】市電湯の川
↓ 徒歩3分
13:10 湯倉神社
湯川温泉発祥之地碑があるので気軽に立ち寄ろう
↓ 徒歩15分
14:00 函館市熱帯植物園
サル山では愛嬌あるサルたちの姿を見ることができる
↓ 徒歩11分
14:30 湯処永寿湯温泉
低温でも44度という熱い温泉が楽しめる
↓ 徒歩7分
15:10 湯巡り舞台(足湯)
歩き疲れた足を癒すならココで!
↓ 徒歩1分
16:00 【GOAL】市電湯の川温泉

定番スポットを効率よくまわる【モデルプラン】

市電湯の川

定番スポットを効率よくまわる【モデルプラン】

湯倉神社
気軽に立ち寄ってお参りしよう

定番スポットを効率よくまわる【モデルプラン】

函館市熱帯植物園
冬には温泉に浸かるサルの姿も!

定番スポットを効率よくまわる【モデルプラン】

湯処永寿湯温泉
天然温泉100%の湯はとにかく熱い

定番スポットを効率よくまわる【モデルプラン】

湯巡り舞台(足湯)
タオルを忘れずに

定番スポットを効率よくまわる【モデルプラン】

市電湯の川温泉

湯の川エリアはこうなっています!

【必見エリア:湯の川温泉】

【見どころ1】温泉

一日の湧出量は7000tという豊富な湯量を誇る。おもな泉質は、無色透明のナトリウム・カルシウム塩化物泉。サラリとした湯で、保温効果が高いと評判だ。源泉は65度の高温。適温にするため、湯船には加水するなどして調整しているところが多い。

【見どころ1】温泉

【見どころ2】漁火

湯の川温泉の風物詩であり、温泉街の旅情をさらにかき立ててくれるのが6~12月にかけて見られる漁火。深夜から早朝にかけて、魚を集めるための明かりを照らしてイカ釣り漁を行なう漁船の姿を、多くの温泉宿から見ることができる。

【見どころ2】漁火

【見どころ3】湯倉神社

市電終点「湯の川」電停すぐ近くにある神社。湯の川温泉発祥の地とされており、境内石段下には「湯川温泉発祥之地碑」がある。健康長寿のご利益がある神社なので、散策途中にお参りしたい。

【見どころ3】湯倉神社

ACCESS

【市電】函館駅前⇛市電32分/函館空港線バス15分⇛【市電】湯の川
函館空港⇛函館帝産バス8分⇛湯の川温泉

電停は「湯の川温泉」と終点の「湯の川」の2つがあるので注意。沿線にはさまざまな地元の店が建ち並ぶ湯の川商店街がある。途中下車して店をのぞきながらそぞろ歩くのもまたいい。

【ちょこっとStudy】湯の川温泉の歴史

享徳2(1453)年に湧き湯が発見されたことが始まりとされている。明治19(1886)年には、掘り抜き井戸の掘削作業の際に毎分140ℓの湯を掘り当て、保養地として栄えていった。

湯の川で味わいたい!名物グルメ 

湯の川で味わいたい!名物グルメ 

鮨処 木はらの寿司
漁師の家で育った大将による季節の旬の魚介を盛り込んだにぎり

湯の川で味わいたい!名物グルメ 

ブルートレインの塩ラーメン
列車車両を利用した店内でいただくあっさりながらコク深いラーメン

湯の川エリアから行く函館郊外スポット

函館空港や郊外へも好アクセスな湯の川エリア。穴場のスポットへもひと足延ばしてみよう。

四稜郭

変わった形状の西洋式の土塁跡
五稜郭の北3kmにある西洋式の土塁跡。明治2(1869)年に五稜郭の後方攻撃に備えて急造した砦。蝶が羽を広げたような四稜の土塁造りとなっている。昭和9(1934)年に国の史跡に指定された。【湯の川から車で20分】

四稜郭

広さは約2300㎡。郭内四隅に砲座が設けられた

四稜郭

住所
北海道函館市陣川町59
交通
JR函館本線函館駅から函館バス赤川入口方面行きで30分、赤川入口下車、徒歩25分
営業期間
通年
営業時間
見学自由
休業日
無休
料金
情報なし

旧戸井線アーチ橋

幻の鉄道に遺されたコンクリートアーチ橋
昭和12(1937)年に軍事物資輸送のために建設された鉄道の跡地。資材不足により数kmを残して建設中断となった。国道沿いからのみ見学可能。【湯の川から車で25分】

旧戸井線アーチ橋

まるで古代ローマの水道橋のようなアーチ橋

旧国鉄戸井線跡

住所
北海道函館市汐首町
交通
JR函館本線函館駅から函館バス恵山御崎行きまたは戸井原木行きで1時間、汐首灯台下車すぐ
営業期間
通年
営業時間
見学自由(国道沿いからのみ)
休業日
無休
料金
情報なし

函館 蔦屋書店

新たなライフスタイルを提案するブック&カフェ
東京・代官山で人気の蔦屋書店の地方1号店。書籍数は代官山店の4倍あり、各分野に精通したコンシェルジュが選書のサポートをしてくれる。本に囲まれてゆったり過ごせる新しいスタイルの空間。【湯の川から車で20分】

函館 蔦屋書店

店内の道産家具でくつろげる。書籍・DVD販売のほかレストランも

函館 蔦屋書店

函館新道沿いに建つ。店内にはスターバックスや室内公園もある

記事をシェア

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。