更新日: 2024年8月28日
五條観光モデルコース!時を超えて生きる紀州街道の家並と志士たちの思い
五條観光モデルコースをご紹介!
幕末の動乱が起こった街は、交通の要衝だった商業都市。
当時の街並が今も残る通りを歩きます。
目次
五條観光モデルコースの特徴
五條市は、伊勢街道や紀州街道などの街道が交差し、吉野川の水運でも栄えた宿場町。江戸幕府の直轄地となり、幕末には急進的な倒幕派がこの地で反乱を起こしました。
櫻井寺は反乱軍である天誅組の本拠地となった寺。吉野川のほとりに建つ金剛寺は、広大なボタン園を持つ花寺。辯天宗発祥の地・如意寺は、春は参道の桜が見事です。宿場町の街並が残るのは、旧紀州街道の新町通り。約1kmにわたって古い町家が連なる風景は、まるで時代劇のワンシーンのようです。まちや館やまちなみ伝承館で、建物内部も見学できます。
五條観光モデルコース情報
歩数:7520歩
所要時間:1時間35分
消費カロリー:216kcal
※あくまでも目安の数値となります
五條観光モデルコースの必見スポット
五條観光モデルコースで立ち寄るスポットは5つ。各スポットを詳しく見ていきましょう。
スタート:五条駅
12分
1.櫻井寺
27分
2.金剛寺
7分
3.辯天宗総本山如意寺
25分
4.まちや館
3分
5.まちなみ伝承館
20分
ゴール:大和二見駅
1.天誅組の本陣が置かれた「櫻井寺」
天暦年間(947~957)に桜井康成が創建。幕末の尊皇攘夷の一派、天誅組がここを本陣として、五條仮政府と号したことで有名です。浄瑠璃の『艶容女舞衣』の三勝、半七の塚があります。
2.ボタンと小菊の名所「金剛寺」
1173(承安3)年に平重盛が創建。もとは井上内親王とその子の他戸親王の怨霊を祀る神宮寺でした。本尊の薬師如来は病気封じのお薬師さんとして信仰を集めています。
金剛寺
- 住所
- 奈良県五條市野原西3丁目2-14
- 交通
- JR和歌山線五条駅からタクシーで8分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:30~17:00(閉門)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 拝観料=大人300円/拝観料(ボタンの時期)=350円/(障がい者手帳持参で入山料半額)
3.辯天宗発祥の地にある寺「辯天宗総本山如意寺」
1934(昭和9)年に大森智辯が大辯才天女尊より天啓を受けたのがこの地。その後布教活動が行なわれ、1952(同27)に辯天宗となりました。系列の智辯学園は甲子園の常連校として知られています。
4.往時の町家の様子を知る「まちや館」
政治家・木村篤太郎の生家で辻家住宅として使われていた商家を利用。井戸やかまど、箱階段なども復元され、江戸時代の伝統的な町家建築や当時の暮らしぶりを伝えています。
まちや館
- 住所
- 奈良県五條市本町2丁目6-6
- 交通
- JR和歌山線五条駅から徒歩14分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~17:00(閉館、時期により異なる)
- 休業日
- 月曜、祝日の場合は翌日休(12月25日~翌1月5日休)
- 料金
- 無料
5.町家の風情を色濃く残す「まちなみ伝承館」
明治から大正にかけて建築された民家を改修整備し、新町通りの歴史や文化などに関する資料を展示。展示室のほか、ギャラリーの土間、中庭に面した和室などがあります。
まちなみ伝承館
- 住所
- 奈良県五條市本町2丁目7-1
- 交通
- JR和歌山線五条駅から徒歩14分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:00(閉館17:00)
- 休業日
- 水曜、祝日の場合は翌日休(12月25日~翌1月5日休)
- 料金
- 無料
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