更新日: 2024年8月28日
大宇陀観光モデルコース!万葉時代の歌聖と江戸時代の商人の足跡を追って
大宇陀観光モデルコースをご紹介!
川の東にはレトロな商家、川の西には古刹と公園。
2つの顔を持つ歴史の街をゆったり歩きましょう。
目次
大宇陀観光モデルコースの特徴
大宇陀には昔、大和朝廷の御猟場の「阿騎野」があったといいます。漢方薬の原料の鹿の若角を取る薬猟が行なわれ、薬の町・大宇陀のルーツとなりました。江戸時代には松山藩織田家の城下町として賑わい、街道筋には薬問屋の立派な町家が軒を連ねました。
今も国道370号の周辺には、黒漆喰の重厚な構えの町家が見られます。森野旧薬園や大宇陀歴史文化館「薬の館」では、薬の町の歴史を紹介。かぎろひの丘万葉公園には、狩りのお供でこの地に訪れた柿本人麻呂の歌碑が立っています。阿騎野・人麻呂公園に、御猟場の跡が復元されています。
大宇陀観光モデルコース情報
歩数:7200歩
所要時間:1時間30分
消費カロリー:207kcal
※あくまでも目安の数値となります
大宇陀観光モデルコースの必見スポット
大宇陀観光モデルコースで立ち寄るスポットは7つ。各スポットを詳しく見ていきましょう。
スタート:大宇陀
4分
1.森野旧薬園
8分
2.大宇陀歴史文化館「薬の館」
8分
3.松山西口関門
4分
4.光明寺
12分
5.徳源寺
30分
6.かぎろひの丘万葉公園
18分
7.大願寺
5分
ゴール:大宇陀
1.可憐な薬草の花々も必見「森野旧薬園」
8代将軍徳川吉宗が薬草の栽培を奨励したのが始まりとされ、現在も当時の姿をとどめています。約250種の薬草が植えられているほか、宇陀松山の街並の眺望も楽しめます。
森野旧薬園
- 住所
- 奈良県宇陀市大宇陀上新1880
- 交通
- 近鉄大阪線榛原駅から奈良交通大宇陀行きバスで20分、終点下車、徒歩6分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:30(閉園17:00)
- 休業日
- 不定休(1月1~3日休)
- 料金
- 入園料=大人(高校生以上)300円、中学生以下無料/吉野本葛=1680円(300g)/くずゆ代々の友=1155円(7個)/花の木せんべい=850円(18枚)/
2.薬の街の歴史がわかる「大宇陀歴史文化館「薬の館」」
江戸末期からの薬問屋の細川家を改修し、薬に関する資料や昭和初期の薬看板などを展示。最盛期には50軒以上の薬問屋があったという薬の町、大宇陀の歴史も解説しています。
宇陀市大宇陀歴史文化館「薬の館」
- 住所
- 奈良県宇陀市大宇陀上2003
- 交通
- 近鉄大阪線榛原駅から奈良交通大宇陀行きバスで19分、大宇陀高校下車、徒歩7分
- 営業期間
- 1月16日~12月14日
- 営業時間
- 10:00~16:00(閉館)
- 休業日
- 期間中月・火曜、祝日の場合は開館(翌平日を閉館)
- 料金
- 入館料=大人300円、小人150円/(15名以上の団体は大人200円、小人100円)
3.松山城下町の大手門「松山西口関門」
福島掃部頭孝治が宇陀松山城を居城とした江戸初期に建築されたもので、唯一残る当時の遺構。本瓦葺き切妻屋根の高麗門で、壁以外は黒く塗られており、黒門と呼ばれています。
住所:宇陀市大宇陀下茶
営業時間:見学自由
4.融通念仏宗の古刹「光明寺」
平安時代の開創とされ、1403(応永10)年に大念仏宗(現在の融通念仏宗)の僧、永欣が再興。江戸時代初期の建立とされる山門の檜皮葺き楼門や南北朝時代の十三重石塔などが残っています。
5.藩主織田家の菩提寺「徳源寺」
宇陀松山藩の2代藩主織田高長が父の信雄(信長の次男)の菩提を弔うために開創。京の北野の徳源院の古寝殿を移して本堂としました。信雄から4代までの織田家の墓、五輪塔があります。
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