更新日: 2024年8月29日
高取観光モデルコース!天空の城の麓にたたずむ城下町と壷阪寺を訪ねる
高取観光モデルコースをご紹介!
飛鳥時代の奇妙な石から、現代の巨大な観音像まで、新旧の美を堪能。
城下町の風情が残る街並をじっくり散策しましょう。
目次
高取観光モデルコースの特徴
日本三大山城のひとつで、難攻不落と謳われた高取城。江戸時代に譜代大名の植村氏が藩主となり、高取に城下町が形成されました。城下町と城を結ぶ土佐街道沿いには古い町家が並び、江戸時代の城下町風情が残ります。
観光案内所の「夢創舘」は、旧家を改装した建物。家老屋敷だった植村家長屋門は、現在は旧藩主・植村家の邸宅となっています。県道119号にほぼ並行する旧参道を上り、眼病平癒に御利益があるという壷阪寺へ。高さ20mの大観音石像は圧巻です。さらに1時間ほど山道を歩けば、標高583mの山頂に高取城跡があります。
高取観光モデルコース情報
歩数:8000歩
所要時間:1時間40分
消費カロリー:230kcal
※あくまでも目安の数値となります
高取観光モデルコースの必見スポット
高取観光モデルコースで立ち寄るスポットは4つ。各スポットを詳しく見ていきましょう。
スタート:壺阪山駅
12分
1.子嶋寺
21分
2.高取町観光案内所「夢創舘」
9分
3.植村家長屋門
55分
4.壷阪寺
3分
ゴール:壷阪寺前
1.高野山真言密教の古刹「子嶋寺」
孝謙・桓武両天皇の疾病を癒した僧報恩が開祖。平安時代の両界曼荼羅図は国宝に指定されており、寺では精巧な複製が拝観できます。山門は高取城の二ノ門から移築された遺構です。
2.レトロな町家が観光拠点「高取町観光案内所「夢創舘」」
昔ながらの建物が並ぶ街の一角にある案内所は、大正時代に栄えていた呉服店を改築したもの。くすり資料館、ギャラリーがあるほか、地元物産品の展示販売を行なっています。
夢創舘
- 住所
- 奈良県高市郡高取町上土佐20-2
- 交通
- 近鉄吉野線壺阪山駅から徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:30~16:30(閉館)
- 休業日
- 月曜、祝日の場合は翌日休(年末年始休)
- 料金
- 無料
3.旧高取藩の家老の屋敷「植村家長屋門」
間口が39mもある長屋門は、現在は住宅となっています。高取城の旧大手門通りに面しており、白漆喰を盛ったナマコ壁が城下町の風情を色濃く映し出しています。
4.眼病封じのお寺「壷阪寺」
703(大宝3)年に創建された、西国三十三カ所の第六番札所。目の不自由な夫とその妻の物語を描いた人形浄瑠璃『壺坂霊験記』の舞台となりました。眼病平癒の観音菩薩が本尊です。
壷阪寺
- 住所
- 奈良県高市郡高取町壺阪3
- 交通
- 近鉄吉野線壺阪山駅から奈良交通壷阪寺前行きバスで11分、終点下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:30~17:00(閉門)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 拝観料=大人600円、小人100円/(障がい者手帳持参で本人と同伴者1名無料)
高取観光モデルコースおすすめ立ち寄りスポット
時間が許せば立ち寄りたい!高取観光モデルコースのおすすめ立ち寄りスポットを2つご紹介。
謎に包まれた人頭石「光永寺」
門前の前庭にあるのが、高さ1mほどの人の顔が彫られた花崗岩。7世紀頃の作、西洋人とみられているが、詳細はわかっていません。
夫婦愛を語り継ぐ墓「信楽寺」
盲目の夫とその妻の夫婦愛がテーマの人形浄瑠璃『壺坂霊験記』。寺にそのモデルとなったお里沢市の墓があります。
住所:高市郡高取町下子島
営業時間:境内自由
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