更新日: 2024年2月14日
函館【元町】坂のまち散歩♪洋館エリアめぐり!
当時の町会所や領事館、豪商の邸宅などが、今もそのままの姿で残っている。港を一望する絶景も楽しみながら散策しよう。
コースガイド
START 教会エリアから
徒歩3分
ソフトクリーム店が3軒ある通称「ソフトクリーム通り」を歩く
1.旧函館区公会堂
徒歩1分
旧函館区公会堂の目の前にある。長いスロープを下りながら園内へ
2.元町公園
徒歩1分
レンガ造りの書籍庫付近にある入口から出るとすぐ目の前に建つ
3.旧相馬邸
徒歩1分
元町公園から電車通りに続く基坂を下っていくと右側に建っている
4.函館市旧イギリス領事館
徒歩1分
基坂沿い、元町公園下の広場にはペリー提督の立像が立っている
5.基坂
徒歩5分
ペパーミントグリーンの建物は相馬株式会社の社屋として現在も活躍中
GOAL 市電 末広町
1.旧函館区公会堂(重要文化財)
ブルーグレーの外観が美しいモダンで豪奢な建物
明治40(1907)年の大火で、住民の集会所だった町会所が焼失したが、当時の豪商・相馬哲平や市民による巨額の寄付によって3年後に竣工した。大理石の暖炉を備えた貴賓室やシャンデリアなど、当時の華やかさを残す内部も必見だ。国の重要文化財に指定されている。
ハイカラ衣裳館
ドレス姿に変身!
衣裳館には多数のドレスやフロックコートが保管されている。それらを着て20分間館内を見学することができるほか、好みの衣装に合わせたヘアメイクも1000円で実施してくれる。
ハイカラ衣裳館
- 住所
- 北海道函館市元町11-13旧函館区公会堂
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電函館どつく前行きで7分、末広町下車、徒歩7分
- 営業期間
- 3月1日~12月25日
- 営業時間
- 9:00~16:30、4~10月は~17:00
- 休業日
- 期間中不定休、5~8月は無休(年末年始休、点検期間休)
- 料金
- 衣裳1着=1000円(20分)/ヘアメイク=1000円(希望者のみ)/(公会堂入館料別大人300円、学生150円)
旧函館区公会堂(函館市重要文化財)
- 住所
- 北海道函館市元町11-13
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電函館どつく前行きで10分、末広町下車、徒歩7分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:30、土~月曜は~18:30(11~翌3月は~16:30)
- 休業日
- 無休(臨時休あり、12月31日~翌1月3日休)
- 料金
- 入館料=300円、大学生以下150円/衣装レンタル(30分)=2500円~/
2.元町公園
基坂を上りきった高台にある緑豊かな庭園風公園
かつて箱館奉行所や北海道庁函館支庁などが置かれ、函館や道南の政治機能の中心を担った場所。園内には旧北海道庁函館支庁庁舎を修復した建物もある。
3.旧相馬邸
北海道屈指の豪商が建てた港が一望できる邸宅
欄間や窓ガラスなどに豪華な意匠が施されている和洋折衷の建物。館内や土蔵ギャラリーにある約260年前の江差屏風、アイヌ絵巻から西郷隆盛、箱館戦争激戦、松浦武四郎の図など充実した展示物が圧巻。
旧相馬家住宅
- 住所
- 北海道函館市元町33-2
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電函館どつく前行きで8分、末広町下車、徒歩7分
- 営業期間
- 4月下旬~11月上旬
- 営業時間
- 9:30~16:30
- 休業日
- 期間中水・木曜
- 料金
- 900円
4.函館市旧イギリス領事館
開港の歴史を伝える記念館クラシックなカフェも併設
大正2(1913)年築、イギリス人設計士の手による建物で、コロニアルという建築様式を採用した。レンガ造りで外壁には塗装が施されている。昭和9(1934)年まで領事館として機能し、現在は、函館開港の歴史を伝える記念ホールやカフェが入る。
ティールーム ヴィクトリアンローズ
英国スタイルのティータイム
イギリスから取り寄せた調度品を配したカフェで本場の紅茶を味わおう。店内からは中庭を見ることもできる。
ティールーム ヴィクトリアンローズ
- 住所
- 北海道函館市元町33-14
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電函館どつく前行きで8分、末広町下車、徒歩5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~15:30(閉店16:00)
- 休業日
- 無休
- 料金
- アフターヌーンティーセット=1500円/ケーキセット=850円/コラーゲン入り薔薇ゼリーアイス=750円/イギリス輸入の紅茶=600円~/
函館市旧イギリス領事館
- 住所
- 北海道函館市元町33-14
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電函館どつく前行きで8分、末広町下車、徒歩5分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~18:30(閉館19:00)、11~翌3月は9:00~16:30(閉館17:00)、スーベニアショップは10:00~16:00、ティールームは10:00~16:00(L.O.15:00)
- 休業日
- 無休(年末年始休)
- 料金
- 入館料=大人300円、小・中・高・大学生150円/(障がい者手帳持参で本人と介護者2名まで無料、市内在住の65歳以上は証明書持参で半額)
5.基坂
江戸時代中期から街の中心機関が置かれていた
坂の下に明治時代に造られた里程元標の木柱が立てられ、坂の上は、江戸時代中期以降の亀田番所や函館奉行所、旧北海道庁函館支庁などが置かれ、函館の中心だったところ。
“最古”“初”もの
函館はじめて物語
横浜や長崎とともに国際貿易港として開港した函館には、さまざまな文化や品が外国からもたらされた。そのため函館には日本初や北海道初といった“初”ものが多く存在している。
東北以北最古のエレベーター
「函館市地域交流まちづくりセンター」内にあり、じゃばら式の手動扉が特徴。
日本最初の日本人設計士による上水道
100年以上経った現在もその役割を果たしている「元町配水場」。5月~11月中旬は場内を気軽に散策できる。
北海道最初の学問所「諸術調所」
幕末期、基坂には箱館奉行所の教育機関があり、教授は五稜郭を設計した武田斐三郎だった。
北海道最初の公園
函館公園
日本最初のコンクリート製寺院
東本願寺(函館別院)
日本最初のロシア正教会
函館ハリストス正教会
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【筆者】まっぷるマガジン編集部
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