更新日: 2024年8月27日
耳成山・藤原京観光モデルコース!黄緑の絨毯を敷いた古代女帝の都から大和三山を望む
耳成山・藤原京観光モデルコースをご紹介!
古代人の足跡を感じるコース。
『万葉集』に詠まれた名山と、当時の宮廷の跡を歩きます。
目次
耳成山・藤原京観光モデルコースの特徴
畝傍山、天香久山とともに大和三山のひとつに数えられる耳成山は、円錐形をした美しい山です。桜の名所・耳成山公園から登山道を上ると、8合目付近に耳成山口神社があります。
藤原京は、持統天皇が飛鳥から遷都し、唐の都・長安をモデルにした壮大な都。藤原京資料室で知識を深めたら、藤原宮跡や朱雀大路跡を巡り、その規模を実感しましょう。
古代より大和三山で最も神聖視されたのが天香久山です。山頂からは藤原宮跡や畝傍山が一望できます。耳成山も天香久山も標高200m以下の低山なので、気軽に登山を楽しめます。
耳成山・藤原京観光モデルコース情報
歩数:1万2480歩
所要時間:2時間35分
消費カロリー:359kcal
※あくまでも目安の数値となります
耳成山・藤原京観光モデルコースの必見スポット
耳成山・藤原京観光モデルコースで立ち寄るスポットは5つ。各スポットを詳しく見ていきましょう。
スタート:耳成駅
11分
1.山之坊山口神社
23分
2.耳成山
41分
3.藤原宮跡
23分
4.藤原京朱雀大路跡
42分
5.天香久山
16分
ゴール:南浦町
1.氏子間の争いで分霊「山之坊山口神社」
山之坊町の氏神は古く耳成山上に奉祀されていましたが、享保年間(1716~1735)に木原町との境界訴訟で木原町の領地と定められ、山之坊の宮司が神霊をここに移したといいます。
住所:橿原市山之坊町304
営業時間:境内自由
2.端整な円錐形の小高い山「耳成山」
天香久山、畝傍山とともに大和三山のひとつ。標高は139.6mで、三山のなかでは最も低いです。『万葉集』では青菅山とも呼ばれ、山にはクチナシの木が多く生えています。
住所:橿原市木原町
営業時間:入山自由
3.日本最古で最大の都城跡「藤原宮跡」
694(持統天皇8)年に飛鳥より遷都し、平城京に遷るまで16年間、持統、文武、元明の3天皇が都としました。日本史上初めて条坊制を布いた都で、中国の都城制を模して造られました。
4.都のメインストリート「藤原京朱雀大路跡」
朱雀大路は藤原宮の正門である朱雀門から南に直線に延びるメインストリート。南にある日高山丘陵を削り、谷を埋め造られたもので、道幅は約24mもあったといいます。
営業時間:見学自由
5.『万葉集』ゆかりの神聖な山「天香久山」
大和三山のなかで最も神聖視された山で、天から降ってきたという伝承が残ります。山頂の国常立神社には国常立神と竜神が祀られ、山麓には天岩戸神社や天香山神社が鎮座しています。
住所:橿原市南浦町
営業時間:入山自由
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