更新日: 2024年8月23日
葛城古道観光モデルコース!緑の風を浴びつつ神話のふるさとの田園地帯を歩く
葛城古道観光モデルコースをご紹介!
建国神話に登場する豪族が本拠地とした地。
喧騒とは無縁ののどかな道を、風情ある小さな寺社に立ち寄りつつ南下していきましょう。
目次
葛城古道観光モデルコースの特徴
奈良県と大阪府の境に連なる金剛山地は、天孫降臨地とされる神話の舞台。裾野一帯はまた、古代豪族の葛城氏と鴨氏の本拠地として栄え、多くの寺社が競って建てられました。古代豪族たちの時代の主要道路だったのが、金剛山地の東山麓に続く葛城古道です。
沿道には全国の鴨社の本宮にあたる高鴨神社、流鏑馬発祥の地とされる長柄神社など、由緒ある古社寺がたたずみます。コースのほとんどは平坦な舗装路。やや高台なので、奈良盆地の田園風景が一望でき、秋にはヒガンバナやコスモスの花がさらに風情を添えます。
葛城古道観光モデルコース情報
歩数:1万8400歩
所要時間:3時間50分
消費カロリー:529kcal
※あくまでも目安の数値となります
葛城古道観光モデルコースの必見スポット
葛城古道観光モデルコースで立ち寄るスポットは6つ。各スポットを詳しく見ていきましょう。
スタート:近鉄御所駅
37分
1.鴨山口神社
31分
2.九品寺
25分
3.葛城一言主神社
24分
4.長柄神社
51分
5.吐田極楽寺
42分
6.高鴨神社
20分
ゴール:風の森
1.各地にある山口神社の本社「鴨山口神社」
皇居に用いる木材を献上する、山口祭を司ったという古社。本殿に安置されている大日霊貴命坐像、御霊大神坐像は平安時代のもので、国の重要文化財に登録されています(非公開)。
住所:御所市櫛羅2428
営業時間:境内自由
2.数多の石仏に圧倒される「九品寺」
聖武天皇の詔によって行基が開いたという古刹。境内や裏山には千体石仏と呼ばれる多数の石仏が祀られています。眺望も良く、大和三山など奈良盆地の広大なエリアが望めます。
3.ひと言だけ願いを叶える「葛城一言主神社」
祭神は一言主大神。願い事をひと言だけ叶えてくれる神様で「いちごんさん」と呼ばれています。境内にあるイチョウの大木は乳イチョウと呼ばれ、子宝を望む人が多く訪れます。
4. 『日本書紀』にも登場する「長柄神社」
かつての名柄街道と水越街道の交差点にある神社。天武天皇がここで流鏑馬を行なったという記述が『日本書紀』にあります。祭神は下照姫命で、地元では姫の宮と呼ばれています。
住所:御所市名柄271
営業時間:境内自由
5.楠木正成ゆかりの寺院「吐田極楽寺」
951(天暦5)年に一和上人が創建。南北朝時代には河内と吉野を結ぶ南朝方の要所となり、楠木正成の祈願寺でもありました。本尊の阿弥陀如来像は鎌倉時代の作です。
住所:御所市極楽寺108
営業時間:境内自由
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