更新日: 2024年8月23日
山の辺の道観光モデルコース!縄文弥生の昔から人々の交流を支えた、山裾の古道をゆく
山の辺の道観光モデルコースをご紹介!
奈良盆地の東、山並にへばりつくような古道。
道に寄り添うように、長い歴史を歩んできた神社や寺院、巨大古墳が点在しています。
目次
山の辺の道観光モデルコースの特徴
山の辺の道は、奈良盆地東端に連なる峰々の裾野に続く道。古都・飛鳥と平城京を結び、古代から人々の行き交った日本最古の幹線道路です。古道の面影が色濃く残るのは、天理の石上神宮から三輪山南麓にかけて。現在ではその部分のみを山の辺の道と呼び、人気の歴史散策路となっています。
素朴な農道沿いに、神社や古墳など、万葉歌にも詠まれた名所旧跡が数多く点在。のどかな農村と山並の風景も魅力的です。全行程を歩くと一日がかりの健脚向けコースですが、道に並行して走るJR桜井線を利用すれば、コースの短縮も可能です。
山の辺の道観光モデルコース情報
歩数:2万7200歩
所要時間:5時間40分
消費カロリー:782kcal
※あくまでも目安の数値となります
山の辺の道観光モデルコースの必見スポット
山の辺の道観光モデルコースで立ち寄るスポットは6つ。各スポットを詳しく見ていきましょう。
スタート:天理駅
47分
1.石上神宮
44分
2.夜都伎神社
43分
3.念仏寺
22分
4.長岳寺
1時間21分
5.檜原神社
37分
6.大神神社
1時間7分
ゴール:桜井駅
1.『日本書紀』に登場する古社「石上神宮」
飛鳥時代に活躍した物部氏の総氏神。古代から朝廷の崇敬が篤く、多くの宝物を収蔵しています。拝殿は平安時代末期の建築で、国宝に指定されています。
石上神宮
- 住所
- 奈良県天理市布留町384
- 交通
- 近鉄天理線天理駅からタクシーで10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 5:30~17:30(楼門)、9:00~17:00(授与所)、時期により異なる
- 休業日
- 無休
- 料金
- 無料
2.春日神社とも呼ばれる「夜都伎神社」
古くから春日大社との関係が深く、江戸時代末期まで蓮の御供という神饌を献上していました。拝殿はこの地方では珍しい茅葺きで、本殿にはきらびやかな春日大社の4社を祀っています。
3.無数の石像が残る「念仏寺」
開基は行基で、廃寺となった真言宗「旧中山寺」の一坊とされます。本尊は焼け残った阿弥陀如来立像で、鐘楼、十三重石塔があります。周辺は奈良盆地最大級といわれる墓地です。
4.ツツジなど四季の花が有名「長岳寺」
824年(天長元)に弘法大師空海が創建。1万2000坪の広い境内には、四季折々の花が咲きます。鐘楼門は国の重要文化財で、そのほか仏像などの文化財も多く残っています。
長岳寺
- 住所
- 奈良県天理市柳本町508
- 交通
- JR桜井線柳本駅から徒歩20分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:00(最終入場)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 拝観料=大人400円、高・大学生350円、中学生300円、小学生250円/(30名以上の団体は割引あり、障がい者手持参で拝観料100円)
5.鳥居だけがたたずむ古社「檜原神社」
大神神社の摂社で、御祭神は天照大御神。三輪山を御神体としているため本殿や拝殿はなく、独特の形をした三輪鳥居だけが立っています。高台にあり眺望も素晴らしいです。
檜原神社
- 住所
- 奈良県桜井市三輪
- 交通
- JR桜井線三輪駅から徒歩30分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 境内自由(社務所は8:45~16:30<閉所>、12~翌2月は~16:00<閉所>)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 情報なし
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