更新日: 2024年8月23日
外国人墓地観光モデルコース!海を眺め洋館や寺社を巡る、潮風香る坂の上の散歩道
外国人墓地観光モデルコースをご紹介!
「坂の街」函館の最西端。
眺望の美しい外国人墓地と函館最古の寺社仏閣を訪ねます。
目次
外国人墓地観光モデルコースの特徴
市電停留所「函館どつく前」に建つ厳島神社がコースの始点。船見坂の中腹には映画のロケ地として知られる大正湯があります。西部地区の坂のなかで最も西側にある魚見坂周辺は、市内の寺院で最古の歴史を持つ高龍寺や外国人墓地がある閑静な場所です。
一帯の寺院を巡り、このコースいちばんの難所、幸坂へ向かいます。急勾配の幸坂を上る途中、旧ロシア領事館が見えます。さらに頂上部をめざすと、絶景ポイントの山上大神宮に到着。幸坂をまっすぐ電車通りまで下れば函館港はすぐそこ。アップダウンが激しいので、スニーカーがおすすめです。
外国人墓地観光モデルコース情報
歩数:7200歩
所要時間:1時間30分
消費カロリー:207kcal
※あくまでも目安の数値となります
外国人墓地観光モデルコースの必見スポット
外国人墓地観光モデルコースで立ち寄るスポットは4つ。各スポットを詳しく見ていきましょう。
スタート:函館どつく前駅
20分
1.外国人墓地
20分
2.高龍寺
8分
3.称名寺
8分
4.旧ロシア領事館
34分
ゴール:大町駅
1.開港時の異邦人が眠る「外国人墓地」
1854(安政元)年のペリー来航時に水兵を埋葬したのが始まりとされます。宗派別にロシア、ドイツ、中国などの人々が葬られています。函館港内を一望できる、絶景ポイントでもあります。
2.函館市内最古の寺院「高龍寺」
江戸初期に創始され、函館では最も古い寺院。通りに面した総ケヤキ造りの山門が見どころです。道指定有形文化財で蠣崎波響の最高傑作といわれる『釈迦涅槃図』(4月1〜15日展示)も必見です。
曹洞宗 高龍寺
- 住所
- 北海道函館市船見町21-11
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電函館どつく前行きで11分、終点下車、徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 6:00~16:30(閉門、堂内は9:00~16:00)
- 休業日
- 無休(堂内拝観は寺の行事等による臨時休あり)
- 料金
- 無料
3.土方歳三の供養碑も「称名寺」
江戸時代初期に創始された浄土宗の寺院。海を見渡す墓地には高田屋嘉兵衛の墓、箱館戦争を戦った土方歳三らの供養碑などの史跡があり、これを目当てに訪れる観光客も多くいます。
称名寺
- 住所
- 北海道函館市船見町18-14
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電函館どつく前行きで11分、終点下車、徒歩10分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:00(拝観時間)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 無料
4.日本初のロシア領事館「旧ロシア領事館」
帝政ロシア時代の領事館として1906(明治39)年竣工。赤レンガに白い漆喰が映える和洋折衷の建物は、異国情緒漂う街並に一役買っています。函館市景観形成指定建造物に指定されています。
旧ロシア領事館
- 住所
- 北海道函館市船見町17-3
- 交通
- JR函館本線函館駅から市電函館どつく前行きで11分、終点下車、徒歩15分
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 見学自由(外観のみ)
- 休業日
- 無休
- 料金
- 情報なし
外国人墓地観光モデルコースおすすめ立ち寄りスポット
時間が許せば立ち寄りたい!外国人墓地観光モデルコースのおすすめ立ち寄りスポットを3つご紹介。
函館の港ゆかりの神社「厳島神社」
1823(文政6)年奉納の手水鉢や海上安全のために奉納された方位石など開港以前の函館を物語る奉納物が残っています。
住所:函館市弁天町9-9
営業時間:境内自由
戦争の供養塔が多数「実行寺」
1700年代半ばの創建とされる日蓮宗の寺院。高田屋嘉兵衛の守護神だったと伝わる「妙見菩薩」が祀られています。
住所:函館市船見町18-18
営業時間:拝観自由
幸坂上にある神社「山上大神宮」
箱館戦争時、榎本武揚率いる旧幕府軍の桑名藩主・松平定敬の御座所になるなど函館史に名を残す神社でもあります。
元町・函館山の新着記事
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!